日本語の「キャラ」とか「キャラクター」という言葉で運用されている日本語英語と、英語の “character” ってそもそも根本的に抱えている意味の総量が異なります。
Wikipediaから概説を引用したいと思います。日本語のキャラクターについて。

キャラクター
人間や動物のような生物や、生物を模したロボットに限らず、さまざまな道具、時には生物の器官、星や元素、さらには感情や自然、国家など、ありとあらゆる概念は擬人化とデフォルメを介することでキャラクター化されうる。略してキャラとも言われる。
「キャラクター」の語源である英語の「character」という語の本来の意味は、「特徴」「性質」などであり、元の語源はギリシャ語で「刻まれた印、記号」。その意味での用例として、似た性質を持つ人物が社会集団に複数いる状態を『キャラがかぶる』と表現することがある。また、人物を意味する場合も本来は架空の登場人物とは限らず、日本語でもCMキャラクターなどは実在の人物をさす用例も多い。
Wikipedia
英語のcharacterが名詞として包摂する意味は多岐にわたります。
いわゆるその人がもっている個性の意味もありますし、特徴や特長の意味もあれば、そこから範囲が広がって、徳性や品位、高潔な人という意味も持っています。古い英語では、新しい雇用者に渡されるそのひとの推薦状という意味もありますし、コンピュータ言語では文字や記号の意味を持ちます。生物学では遺伝の形質の意味もあります。文字という意味は元々あります。
いわゆる、日本語で運用される「キャラクター」と何の縁もゆかりもありません。

最近、学術でも援用されて、かなり誤解を生むことも少なくないようですが。
単に英語の運用能力がその人に欠けているだけなので。
こちらが出来ることは、生温かく見守ることになります。
本当にうんざりしますよね。
ひとは役割はこなしますけどね。本当の演劇をやる役者さんたちに失礼な援用もあるそうですよ。残念ですよねー。しかも、単に英語の運用能力の欠如から来ている言葉になるので、日本でしか通用しないという、不思議な言語運用になっています。