減薬の効果。

私の場合ですが。

減薬の前は、こころのなかで雨が降っている、しかも豪雨という時に対処できなかったんですよ。

鬱状態でもないのに、抗うつ薬延々と飲んでいましたし。

そして、昨年の夏に抗うつ薬を辞めたんですね。私にとっては相性のいい止めやすい抗うつ剤だったのです。

鬱状態ではなかったからです。

熱も出してないのに、解熱剤を延々と毎日飲んでいるのとおなじようなものだったのかもしれません。

あくまで比喩表現ですが。

数ヶ月経った頃、しんどいなぁーという心の状況に陥りました。

そのとき、あ、こうやって普段なら、しんどいなぁーという重荷を心から取り除くんだと客観的に理解できたことがあったんです。

しんどいなぁーという心を抱えながら、急に明日に廻してもいいような作業に取り掛かりだしたんです。

しんどいなぁーという心を抱えながら、別のことをしだしたんですね。

それが終わると、また別のことをみつけて、体と心を切り替えようと体を能動的に動かしていました。

目の前の関係のないことに注意を向けだすので、しんどいなぁーという重荷が置いてけぼりをくらうように、隅っこに移動していくんですよ。

鬱でもないときに、抗うつ薬延々とMAX量を飲んでいた毎日にはなかった出来事でした。

ふつう、心や体はこうやって、重荷になっている部分について片づけていくんだと実感しました。

みなさんが普段無意識に取り入れていることを、私は結構長い間、出来ていなかったんだなと客観視できました。

ひとが普通に行っていることが、抗うつ薬が阻害になって出来ていなかっただけなんだと理解をしたんですね。

長い道のりでしたよ。

こうやって、回復していくんだって思っています。

長かったですね。

減薬してよかったなぁって、しみじみとそう思います。

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