日本の音楽を聴く努力はここ一年間頑張ったんですよ。新しい音楽を探したり。
同時にいろいろ疲れることもあったので。ある意味、疲れ切りましたが。
最近は、海外の音楽を中心に聴くようになっています。
何を聴いているかというと、音源でいうと、Steve ReichやBrian Eno & Peter Chilversや吉村弘さんなどです。
吉村弘さんに関しては、不勉強で。本当に申し訳ないです。
一概にアンビエントで吉村さんをジャンル分けしていいのかよくわからないんですが。
2020年に、代表作がリイシューされているそうなんです。日本語ではあまり記事がないという。
日本の音楽誌はあんまり信用していないので、そんなものなのかもと思っています。

吉村弘さんは海外でもかなり評価が高くCDやアナログが高騰しまくっていたそうです。
細野さんの作品のリイシューを手掛けたアメリカ合衆国のレーベルから出ているそうです。
単純に言い換えると、日本の音楽を取り巻く環境が劣悪すぎて、日本の音楽家なのに日本では輸入盤の取り扱いになるという。細野さんはアメリカ合衆国のレーベルでも取り扱いがあるという形です。幸宏さんもそうですが、細野さんも日本では複数のレコード会社でアルバムを出されています。
海外の音楽を探していたら、日本人の音楽家に出会うんです。
こういう状況って何周目の経験なんだろうとも思うんですが。
諦めることにしています。
日本のロックの音楽でもこういうケースがあるんですよ。本当に。J Popという形式の音作りでは海外では受けいれてもらえないんです。Wikipediaを宣伝のソースにしたところで現実の反映になっていなければ、限界はありますよね。音楽の作り方に独特のセンスがあるのでしょうがないのですが。欧州やアメリカ合衆国の音楽の素地と共通項がないので、受け入れてもらうのはむつかしいと思います。そのような現在で、海外ツアーをこなしている日本の音楽家は現在でも沢山いらっしゃいますから。海外のバンドがワールドツアーをやるのと同じ形態で、広告代理店のコンタミが少ないというケースになります。音楽は不変ですから、受け入れてもらえる時にはきちんと受け入れてもらえるんですよ。それはどの国の音楽でも一緒です。アメリカ合衆国だとラジオがYouTube.comでライヴを掲載とかしてるでしょ?有名なところだとNPR Musicとか。NHKがアイディアを模倣して失敗しているようですが。音楽を巡る環境づくりとしては、日本って本当に周回遅れなんですよ。障壁になっているのは広告代理店ですし。年末の紅白歌合戦なんて、ある意味暴力ですよ、わたしにとっては。NPR Musicの場合は国境がないですからね。展開される音楽については。アメリカ合衆国のほうが健全な音楽の文化があるということです。音楽を生み出す国ですからね。本当に日本って困難だなって思わざるを得ない状況なんです。こういう状況にであうのは何度目なんだろうって思いますし、いささかうんざりもします。