再会ではありません。

明晰夢はみないんですが。

嫌な夢を目覚める直前にみることがあります。

どれくらい嫌な夢かというと、現実には長編映画を観ることができないのに、長編映画のようになってていて。

逃げられるきっかけがあるはずなのに、知らずに進んでいくと。

逃げ場所がなくなって、殺される手前がずっと続くというそんな夢です。

長編映画については、そういうジャンルの映画もたくさん観ているので。戦争をテーマにした映画も観ていますし。スリラーの映画も観ていますし、たくさん観ています。

記憶が許す限り、あらゆるヴァージョンが可能という。

わかりやすく銃口が突き付けられる手前の時間が、永遠と続くんです。

これから殺されるんだけれど。タイミングとかわからないし。出来れば逃げたいんだけれど。

目の前には絶望しかないという時間です。

好き好んで、誰もそんな夢見たくないでしょ?

明晰夢との違いは歴然なんです。

これは夢なんだと自覚できるはずのわたしがいません。

明晰夢の場合は、意識が半ば覚醒しているのに起きれない状態なので。

悪夢を別の夢にすり替えようとする作業ができる余地があるんです。それが意識ってものです。

単なる悪夢は、単なる悪夢でしかなく。

わたしは悪夢のなかに埋没しているだけなので。

単に恐怖に震えるだけという。

要するに、改善の余地がないんです。

起床時には、なんとも言えない気持ちになるんですが。

それでも、疲労感はないんです。明晰夢を観るときのあの独特の疲労感はないのです。

むつかしいなって。

朝、ぞわぞわする気持ちで起きるんですよ。

困ったなって。

対抗手段がないんですよ。戦えません。

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