いろんな本が存在しますね。

まだ、本の整理に手をつけてはいません。もちろん、本棚を漁っていたりもします。

なんだろう、この本はという本をみつけたりもします。

購入者は私なんですが。どんな経緯で本になっているのかよくわかっていないときもあります。

18世紀~19世紀にかけて、イングランドでもスコットランドでも本は出版されていました。映画とか観ていると、1980年代までは確実に残っていたようですが、巡回図書館の歴史も古いんですよ。

巡回図書館?って思うでしょ?1980年代はバスの中がちいさな図書館になっていて、本を借りることが出来ていたんです。日本の話ではなく、英国の話です。

この巡回図書館って歴史が古いんですよ。わざわざ、大きな図書館に行くのではなく、図書館の方が近所の町まで出向いてくれていたんです。18世紀~19世紀には英国では郵便の整備もきちん整備がなされるのです。この郵便のシステムの上に形成されたのが、巡回図書館です。

年会費を払って、本を借りるというシステムです。なんでこんなシステムがあるかというと、当時はきちんとした本を自宅に整備するというのは富の証でもあったんですね。

つまり、体裁のために本を自宅に整備だけして、読みもしないお金持ちもいたってことです。

英国ではこの巡回図書館というのが、時代を経るにしたがってきちんと整備されていきます。

18世紀~19世紀には出版業も大活躍なんですよ。

奥付をみると、Amazonによって日本で印刷されているそうなんですが(当時のAmazon.co.jpは、華僑の皆さんの経営下にはなかったはずなんです)。

所持している本なんですが。当時の印刷サイズで出版されていて、当時の印刷のコピーをペーパーバックにしているだけなんです。

体裁としては、Historical Collection from the British Libraryとなっていて。British Library (日本の国立公文書館みたいなものですが)は最近、デジタル化に邁進しています。より詳しい情報をお知りになりたい方はこちらへどうぞと URL も記載されています。

https://www.bl.uk/

私が持っている版とは別のものがトップですが、ちゃんと読めますし。ダウンロードも出来ますよ。

問題は、なぜ、私はこれを書籍(ペーパーバックですが)として、しかも版元がAmazonという形で所有しているんだろう?って思うんです。

思い出せないんですよ。

とても奇妙な体裁の本で、始まりが3巻本の2冊目でしかも、はじまりは第14章から。ページの振り方も奇妙で、2巻目の最後で終わるという、これは本として成立していないじゃないという本です。

あまりに奇妙で所持したままになっているのかもしれないと思います。

もちろん、日本のアマゾンで洋書として扱いがあります。

いまでも。

試し読みを試すと画面が次のように遷移します。

本を注文したところで、きちんとした版は届くんだろうかと思うんですよね。Kindleでも扱いがあるそうなんですが。

330円だからと読み出しそうになりますが。British Libraryだと、突然、第1章からはじまっているわけではありません。

奥付もきちんとしていて、どこの出版社から何年に出版されたのかという情報や、広告も掲載されています。

Amazonがすべて正しいわけではないということです。

みなさん、気をつけてくださいね。

レビューもありますが。一つ引用させていただきます。感想を残された方のお名前は掲載しません。

This is a weirdly-formatted edition. It is a slim volume, because it measures 8 1/2 x 11. Inside, the text is printed in the tiniest font possible—a magnifying glass would be needed to read it. Given the odd size of the pages, it looks as if the text was copied onto standard printer paper and then bound between soft covers. This was a waste of money.

Amazon review

これは、本当に酷い版になりますね。巻としてしても十分じゃないですし、なぜなら、八折半のサイズになっていますし。厚さは11㎝です。中身のテクストの字体は小さすぎますし―読むのに、虫眼鏡が必要なくらいですよ。ページのサイズとしても奇妙ですし、まるで元のテクストをコピー機で印刷して、ペーパーバック用に仕立てただけのようです。これでは、お金の無駄ですよ。

良識ある読者より

2018年のレヴューでこれなので、2010年に私が購入してから状況に変わりがない可能性もあります。

必要な文献として読みたい学生さんはきちんと出版社を確認するくせをつけましょう。

また、British Libraryの方が無料ですし、ダウンロードもできますし。本当に困っていて、司書の方に質問をしたいという時は、日本からメールも送れるようにメールアドレスの記載もありますからね。

良識ある読者の方には失礼なんですが。当時のイギリスでは、この八折半版で本が一般的に流通していたのです。

日本の今では流通していない古書の文庫本なんて、もっと字がちいさいんですから。

別に虫眼鏡を用いなくても読んでいますよ。

字が大きくなったのは、本が売れないせいなんだろうかって思ったこともあります。

きちんとした勉強の仕方って結構むつかしいときがありますが。勉強をしないと卒業できない皆さん、頑張ってください。これだと、参考文献として引用できませんしね。

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