ありますか?
お互いに探しましょう。頑張りましょう。
私の場合は、映画を観るときです。随分以前は、信じられない時間を映画に費やしていたんですが。
いつの間には、時間がないじゃないかっという状況になっていて。
よくありがちなことですよね。

しらない間にぱたぱたしていて、気がつくとそんな時間なんてないーっという状況になっています。
時間が経つのが速いんですよ。速度がある感じです。
あれもこれもとやっているのに、時間がないって変ですよねーっ。
そんな中でも、たまに、あ、時間がある、映画でも観ようかなぁーという気持ちになるときもあります。
そのときが、あ、気持ちの余裕があるのかもという時間になります。
私のベスト5の映画のなかには必ず入るという映画のご紹介です。
ひとつだけですけど。大目にみてくださいね。
『眺めのいい部屋』です。

残念ながら、廃盤になったみたいです。どこかで見かけることがあったら、どうぞ。
フォースターの原作も英語で読んでいますが、文学の映像化としてもかなりハイレベルの作品です。
登場する人物は、どこかチャーミングなんですよ。
ダニエル・デイ=ルイスさんが出ているんですが。俗物って感じの人物なんですが、どこか憎めないんです。私はこういうデイ=ルイスさんが好きなんですが。アメリカ映画でのデイ=ルイスさんにはあまり興味がないんです。
むつかしいと思うんですよ。すごく「俗物」という感じなんですが、主人公の婚約相手でもあるので、どこか憎めない感じも漂わせないといけないですし、情けなくなっても、あいつなら当然だよなぁーという感じもありつつ、映画を成立させるほどには、ちょっと可哀そうな感じも持たないと成立しないんです。
階段で靴ひもを結びなおすときの場面で、ちいさく頑張れって思ってしまうんです。
お父様がニコラス・ブレイクだと知った時には、唖然としましたが。
上記の名前で沢山執筆したのは、探偵小説なんです。お父様はイギリスの詩人なんです。

オタバリの少年探偵たち – 岩波書店 (iwanami.co.jp)
児童文学も書いているんですが、探偵物語の要素は入っているんです。
ダニエル・デイ=ルイスさんと探偵小説なんて何の関係もなさそうですよね。父と子供はそれくらい違っていいんだと思います。
ヘレナ・ボナム・カーターさんもかわいらしいですし。ジュリアン・サンズさんも素敵なんですよ。
登山中に不幸に遭ってしまわれたそうで。とても残念です。
この映画のなかでのジュリアン・サンズさんが、とても、ユニークで大好きなんですね。
みんなでイタリヤ旅行中に、かなり適当な木の登り方をして、哲学的な(?)言葉を叫んでいたり。
“?”のセンスはとてもいいんです。イタリヤの寺院でぼったくりにあいそうになると急に膝を折って祈りだしたり。自然体な感じがとてもいいので、多分、デイ=ルイスさんとの対比がちょうどよくなるんだと思います。
一番好きな場面は、お釣りをどうしようという場面です。
完成度が高いんですよ。キャスティング、原作からの距離感、映画化としての品の良さ、当時のイギリスの中産階級を描く緻密さ、全てにおいてバランスがいいんです。
フォースターの文学が持つ階級制度の桎梏というものを、軽く遠景化させるので、とてもバランスの取れた映画になっています。
機会があったら、どうぞ。