感情の伝え方って、大事ですよね。

今日はBBCのラジオを聞いていました。何度目かのCovid-19の波がいまイギリスに押し寄せているそうです。ひとつの国がロックダウンに追いやられるなんて辛いなぁーと思いながら、ラジオを聞いていました。

ラジオのhost (日本語だと様々な表現がありますね)の方々もユーモアを忘れないようにしながらも、頑張ってらっしゃるようすでした。お役人の方も出てましたがお役人だなぁーという感じでした。イングランドのお役人体質って本当に酷いものがあります。

日本だと役所の窓口の人が対応で疲れ果ててしまうところなのですが。

イングランドのお役人体質は、問い合わせるひとを、ひたすらたらいまわしにするんです。

酷いんですよーっ。

とにかく、基本に忠実に頑張るしかありません。手洗いとうがいの励行です。

パブで5~6人集まると、警察のひとに怒られる状況なのだそうですが。やっぱり、3密を避けることと、ソーシャルディスタンスを守るしかないと思います。

日本のように、罹患率を「1」で計るという几帳面さをもつと、イギリスのひとはしんどくなると思うので、とにかく基本に忠実に、手洗いとうがいを頑張るしかありません。

ラジオを聴きながら、感情の持ち方ってむつかしんだなぁーと思いました。

最近、実はですね、という言葉の端から、意味が別の意味にすり替わってしまうという事象が珍しくなくなったような気がします。

例えをひとつ出しますね。

J1リーグのコメンタリー(実況と解説)のあいだで、ここ数年「30歳」というキーワードが人口に膾炙していたのです。最初の意味は違うところにあったはずです。

ハリルさんが日本代表を率いていたときに、ハリルさんが代表に召集するのに「30歳」をひとつの区切りとしていたのは、事実です。理由は、ハリルさんの戦術で重要なのは「走力」になるからです。とにかく走る負荷の技術を、ハリルさんはごく短期間で日本代表にかけるんです。だから、2次予選のあいだに攻略された戦術で最終予選で苦闘していても、公式戦では勝てたんです。初戦だけですよ、落としたのは。

欧州リーグでサッカーをするのと、東アジアの過酷な環境下のなかでサッカーするのとでは条件が異なります。ハリルさんがとても大事にしていたことがあるのです。代表選手の健康です。分刻みでスケジュールを組んでいたのです。移動時に遅延して、それが選手のパフォーマンスに響くのを、ハリルさんはとても毛嫌いしていました。数分バスが遅れると、ハリルさんは怒るんです。時間にとっても厳しい監督なのです。それだけ、選手のパフォーマンスを重視なさっているんだと思います。

長友選手がマルセイユに移籍しましたよね。ハリルさんはとっても自慢におもってらっしゃるそうです。長友選手の自己管理能力を褒めてらっしゃいました。

そうです。別に「30歳」に対して、ハリルさんは強いこだわりを持ってらっしゃるわけではなく、J1リーグの環境も考えたうえでの目安にしてらっしゃっただけなのです。恐らく。

2次予選で大きな怪我をして、大事な最終予選に復帰を間に合わせたキャプテンの長谷部選手はちゃんと最終予選の1位通過がかかった試合でキャプテンマークを巻いていましたし、長谷部選手なんて、30歳を超えていても、アンカーで頑張ってましたし、長谷部選手がケガした時に呼ばれたのは、今野選手なんです。代表に呼ばれたのに「えー、俺ー?」って代表召集に対して引いてしまうリアクションをとるのは、さすが今野選手だなぁーと当時思いました。かっこよく試合でケガして去っていったこともありましたよ。

その目安でしかない「30歳」がいつの間にか、独り歩きを始めたのです。

30歳になると、サッカーが急に下手になるのかというと、そんなことは全くありません。今季ガンバ大阪の試合を途中まで観ていた時に、試合を観ながら、なんで宮本さんはヤットさんを出さへんのん、と思ってましたが、選手交代でヤットさんが試合に出た途端に展開が変わったんです。ベテランになればなるほど、経験値は増えるのです。

イタリヤのリーグで元スウェーデン代表のズラタン選手は頑張っていますよ。アメリカのリーグに行って欧州に普通に帰ってきますからね、さすがズラタン選手って思いましたもの。

年齢で区切るとわかりやすいのかもしれませんが、大事になるのは能力ですからね。

ピッチ内では感情をむき出しにして選手にはプレーをしてほしいなぁーと、割と思っています。感情を実際にむき出しにして、カードをもらうことによって、バランスをはかれるようになるからです。

ただ、ごく普通の日常に生の感情を吐露する、しかも相手にというのはどうかなぁーとも思うのです。だって、BBCのラジオを聴きながら、初めて心から辛くなりましたもの。

いったん、辛い気持ちは傍らに置いておくという、感情にまかせないという姿勢は大事なのではないのかなぁーとも思うのです。

他人をこういう状況に置いて楽しいって感覚はでてこないと思いますよ。

だって、自分がこの立場に置かれたら嫌でしょ?私も嫌です。

鹿島アントラーズのレベルを低下させるザーゴさんは許しませんが、だってサポーターですから。来季までの視点をもてない監督なんて赦しませんよ。まぁ、鹿島のサポーターにはザーゴさん擁護の立場のひともいるので、きちんと怒るんです。

その代わり感情には任せません。理路は通します。理由が伴わないと批判にすらならないからです。

情報の伝達が速くなって便利にはなったのです。災害時の情報収集は格段に速度があがりました。スマートフォンだって立派なちいさなコンピュータですが。

使うのはヒト以外にいません。ヒトに使役されないとコンピュータは自立して存在はできないんです。スーパーコンピュータだって、事前にデータと計算式入れないと、汎用化できるデザインを出してはくれないんですよ。

これはツールで、この先には誰かがいるんだって思うことも大事です。

だって、スマートフォンの元々の役割は電話ですよ。ひとの声をだれかに繋げるためのものなんですから。

ロシアの前にウクライナ代表と試合をしたんです。こてんぱんにやられましたけれど。その時に、長谷部選手は思いっきり前線に向かって走り切っていました。あの姿はきちんと今でも覚えていますし、これからも忘れないでおこうと思っています。長谷部選手はキャプテンを辞めましたけれど。あの走力は覚えておこうって思ったんです。ロシア語は全く理解できません。ウクライナですから、サポーターの皆さんはプーチンさんの悪口を思いっきり言っていたそうです。言葉がわからないのって大事な時もありますね。サポーターにとっては本当に貴重な試合だったんです。あ、ここまで来ても敵わないんだって心底思いましたもの。いまのキャプテンだって頑張り屋さんなので、頑張ると思います。長谷部選手に年齢の壁はありません。いまのキャプテンだって同じですよ。10月9日に欧州で親善試合で、まだ先発組めていないそうですが。Jリーグから選手を出してはダメですからね。外務省の2週間の縛りがありますから。各チームが困ります。だって、単に試合がやりたいっていう森保さんのわがままに付き合うだけですからね。鹿島組がどれだけ参加できるのかはわかりませんが。植田選手と鈴木選手は出場できるんじゃないですか?ベルギーだから国は隣ですから移動距離の負荷は減りますし。植田選手も鈴木選手も呼ばれたら対戦相手と試合することに意義を見出してほしいです。あんなわがままな森保さんの日本代表としてではなくって。この2ヶ月の間に欧州にいる代表クラスを率いることのできる監督と交渉できるといいですね。日本サッカー協会は。それくらいしないと、2次予選は通過できても、最終予選はかなりむつかしくなる現実は待ってますから。ハリルさんの能力をして、やっと1位通過できただけなのですよ。この2試合で日本サッカー協会は現実を観るのだと思います。アフリカ勢がガチできたら、正直むつかしいですよ。あの身体能力で試合するってすごいですよね。ウクライナ代表に勝てないのに、コートジボワール代表やカメルーン代表と渡り合えるのでしょうか?

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