音楽も映画も雑食なんです。いろんな音楽を聴きますし、いろんな映画を観てきました。
基本的に、幅は狭いんですが、雑食です。
これは観ておいた方がいい映画なんて、ひとそれぞれだと思いますし。
音楽にしても、映画にしても、日本で聴くことができる、観ることができるという作品については、限界があるんだって、ここ数年で知ったので。
そして、かつては観ることができたけど、淘汰にあって日本でもう観ることができない映画はあるんですよ。
そんな映画をご紹介したいと思います。YouTube.comでわたしが観た映画の版はもう探せません。
そんな映画なんですよ。
映画の音楽だけご紹介します。
日本では映画のDVDなどの製造が中止されているそうです。
『私家版』です。実はフランスの映画なんです。フランスは吹き替え文化圏なので、主演のテレンス・スタンプさんはきっとフランス語で吹き替えられていると思うんですが。わたしが観た『私家版』では確か英語を話してらっしゃいました。
Limited Editionは1996年の作品で、日本では映画公開ではなくそのままDVDだったような気もします(記憶違いかもしれません)。2005年に日本で観ることが出来ました。レンタルでわたしは観ています。
古書を巡る映画で、復讐劇になっています。とても緻密で良質の作品なんですが。
淘汰されています。日本で映画を観る環境って年々と苛烈になっていったんですよ。
記憶でしか覚えていませんが、いまの時代に見直されたとしても普通に鑑賞に堪える作品だと思います。
次です。
2010年に制作25周年ということで、BlurayとDVDが再版になり、どうやら売り切れたそうで高騰しています(私は購入はしていません。散々観ましたし)。
『蜘蛛女のキス』です。
マニュエル・プイグの原作の映画化です。
映像化されて、これだけ成功する作品はあるんだろうかって思います。
実は原作も読んでいて、原作はうーんってなる部分も多いんですが、ヘクトル・バベンコ監督が見事に映像化しきってらっしゃいます。
舞台はアルゼンチンで、監獄が舞台になるんですが。モリーナが語る映画の世界が素晴らしいんです。語られる映画と、現実と、作られていく虚構とがないまぜになっていき、悲しい結末の映画ではあるんですが。とても美しいんです。
いい映画を観てきたなって思いますよ。
登場人物が少なくても素晴らしい映画は出来るんだって思いましたし、これだけ映画的な映画は少ないなとも思います。
沢山の映画を観てきたんです。
本当なんですよ。
どれも観ることが出来ませんだと残念なので、最後は手に届く作品で。
『ランブル・フィッシュ』です。
フランシスフォード・コッポラ監督の映画を順番に観ていったときに、この作品を一番好きになったんですね。
実は音楽が元PoliceのStewart Copelandさんなんです。Copelandさんは映画音楽を制作なさっています。
兄弟の物語でもあり、家族の物語でもあり、どこかの不良の集まりの群像劇でもあり、徹底的にローカルな物語なんですが、どこか普遍的でもあるんですね。
映像もとても素晴らしいです。
とにかく、音楽がいいです。
実は、『孤蝶の夢』にしようかな?似たようなテーマって考えると『テトロ 過去を殺した男』にしようかな?とも思ったんですが。
全く手に入る気配すらないので、さすがに止めました。
いろんな映画を観てますよ。
本当に闇雲に観てきました。淘汰のきっかけや基準って何になるんでしょうね?最近、日本で紹介される海外の映画って、何か特有のどろどろっとした感触があって、少しだけ苦手なんです。買い付けに行く人たちの趣味の悪さが反映されているんでしょうか?質のいい映画ってあるとは思うんですけどね。買い付けのひとの判断に委ねられて内容のない映画ばかりということなのかもしれませんよね。