克明な。

オランダ絵画で17世紀に花の静物画というのが描かれるんです。

1594年にオランダに植物園ができるんです。「ホルタス・ボタニカス」という植物園なんだそうです。

当時はチューリップが代表ですが、お花って投機対象で。

高価だったんですって。

なので、壁を飾る花の静物画が描かれたそうなんですが。

想像の絵画になっていて。

同じ時期には咲かないお花が、絵画のなかでは咲いていたりするそうです。

実際にその時期のオランダの花の静物画を何点か観たことがありますが。

個人的な印象でしかないんですが。

すこし、異様なんですよ。

花弁の繊細さなどが克明に描かれるんですね。

ひと気がないときに観たので、いろんな距離感でひとつの絵画を観ていたんですが。

自然な印象がまるっきりなかったです。

わたしたちは日々の生活の中で生きてる花を目にすることができて、花束になっている花も、花瓶にさされている花もみることができるので。

生きていない花が、生をまとって絵画の中にある不自然さにどこかで気づくのかもしれないなって思ったりもしました。

途中から思想的な側面も静物画に取り入れられていき、メメント・モリですが。

貴重だからこそ、絵画になると異様に克明で、不自然なのかな?って。

絵画としては美しいんですが。

不思議な絵画だなって思います。

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