夜になると。

古書店で本を買う習慣が学生のときからあったんです。

古書店で村上春樹さんのレイモンド・カーヴァーの翻訳を買ったことがあるんです。

表紙が素敵な文庫本で。

そういえば、なんで鮭なんだろう?

え、どんな小説だったっけ?

うん?思い出せないという状態になったんです。

まったく思い出せないんです。

部屋に文庫本専用の本棚があるんですが。

手持ちの中公文庫の数がないので。別の本棚に置いておいて、長い間忘れていたようなんです。

存在自体を。

探していたら、出てきたので。

探すと、詩だったんですよ。

ストーリーがまったく記憶にないはずです。

短編がいくつか、詩が少し、そして、村上さんのエッセイのような散文で出来上がっている文庫本なんですが。

本の編まれ方がいいなと思って買ったのを思い出しました。

残念ながら、版は途中までで。新しい文庫は手に入らないそうです。

中公文庫だったらって、新しい本がいいなって買おうって思ったらないんです。いろんな事情があるのかもしれませんが。ちょっと酷いなって思っています。「村上春樹翻訳ライブラリー」という単行本に再編されているのかもしれませんが。よくわからないなって思っています。

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