細野さんのおっしゃる「あとがき」などでは、まったくなく。愚痴です。愚痴りたいからです。
手持ちのCDの約半分が聴けたり、聴けなかったりしていますが。どうして、ここまで生理的な現象になっているのかの理由は自分でよくわかっています。
みなさんは、子供の時にどうやって音楽と触れ合っていましたか?
私は、NHKのFMを聴いていました。AMにはあまりなじめず、NHKのFMを聴きこんでいました。

説明を簡単にするために、ポール・ウェラーさんを例にとりますね。

ウェラーさんは、以前にユニットあるいはバンドを組んでいたんですよ。スタイル・カウンシル、もっとさかのぼると、ザ・ジャムになります。
私の限界はスタイル・カウンシルになります。
番組で、スタイル・カウンシルが紹介されるわけです。「この曲いいですよね。スタイル・カウンシルは、blue-eyed soulなんて名称がつけられたりもしますが、ポール・ウェラーってアメリカのソウルミュージック、モータウンに影響を受けているのがわかります。1950年代、60年代ですね。ミックのピアノがいいですね」という内容のことをおっしゃっていたのですが。子供の耳は不思議なものでこう聞こえるんですよ。
「この曲いいですよね。スタイル・カウンシルは、ブルーアイドソールなんてめいしょうもつけられたりもしますが、ポール・ウェラーってアメリカのソールミュージック、モータウンに影響をうけているのがわかります。1950年代、60年代ですね。ミックのピアノがいいですね」
子供にソールミュージックもモータウンも理解できるはずはありません

そこから、そのなぞなぞを解決するべく、ひとりで努力をするわけですよ。四六時中、NHKのFMを聴いてはいられません。学校もありますし、遊びにもでかければ、宿題もあり、夕飯も食べないといけませんし、猫と遊ぶことも必要です。その合間の寝るまでの時間をNHKのFMに割くわけです。後は休日です。
どこかで、だれかが、「ソールミュージック」とか「モータウン」とか言及するのをNHKのFMを聴きながら、必死で待つわけです。
そして、ついに、休日の昼間の15時からの山下達郎さんの番組を探し当てたわけです。金の鉱脈を見つけ出したんですよ。
いろんなことがある合間の時間を使って探し当てたんです。長かったですよ。正直。
当時の山下達郎さんは1950年代~60年代の音楽を中心に番組を構成なさっていたんです。
そこから、毎週末、15時からは山下達郎さんの番組を聴くことが習慣化されました。

いつものように、かかった曲とアーティスト名をノートに書こうとするんですが、山下達郎さんは本当にテキパキとなさっていて、説明も細かく、内容が理解できるかというと、正直、よくわからないんですよ。山下達郎さんは大人の視聴者向けに番組を構成してらっしゃるわけで、キッズが必死に聴いてるなんて思ってらっしゃらなかったと思います。当然のことだと思います。
内容がわからないままに、毎週末、必死になって聴くんです。番組を。聴くだけで精いっぱいなわけですが。
でも、子供って案外馬力があるので、わからないなりに、必死で聴くんです。

子供が活字を読み始めるのと一緒で、読んでいて、この漢字の意味が分からないけど、一応通読だけしておこう。気になったら、辞書を引こう、みたいな感覚です。私の場合は、結果として、読書の際に、わからない漢字が出てくると、辞書を引いて、ノートに書くようにしていました。最終的な合理性を選んだわけです。わからないことでも、必死にとにかく読んだり、聴いたりしていました。モータウンの文献とか当時はないので、本当に大変でした。
しばらくして、また音楽の番組がはじまり、「達郎君がね、あ、山下達郎君のことですが」と聞いた時には、え?どういうことなんですか?え?山下達郎さんとお友達だったんですか?ええーっ、っとなるわけです。そんなの聴くまでわからないですからね。
そして、ふと自分の苦労を振り返るわけです。
「では、音楽はスモーキー・ロビンソンの」のタイミングで、思わず、スモーキー・ロビンソンはいまはソロですが、以前はモータウンのレーベルに所属をしていて、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズなんですよね。達郎さんに習いましたよっ。知ってますよ。どうしてくれるんですかって、FMの番組を聴きながらむかっ腹を立てていました。

そういう育ち方をしてしまう子供もいるってことですよ。
そのうち、聴けるようになると思いますけれど。もうっ、教授の新譜買えないじゃないですか。どうしてくれるんですかっという状況になっています。
ものずごく、反省しています。いろんな面で反省をしています。
小さく、努力はしているんですよ。いまはYouTubeがあるので、本当に楽です。スタイル・カウンシルで最初に教えてもらった曲を見つけたり(聴覚の記憶ってすごいですよね)、そこから、モータウンのベストに行って、達郎さんに教えてもらったのはこの曲で、最終的に幸宏さんも好きなんだよなって思ったりしました(案外、覚えているものです)。そして、バンドから頑張るようにしています。META FIVEです。Leoさんが本気出しているMETA FIVEです。当時、鹿島で忙しく、後でアルバムを買おうとしていたら、その夏のサマソニで信じられないことに、大トリではなく、spearheadのような扱いになっていて、サマソニ側のレヴェルが下がったってこと?いったいなんなん?大トリとるまで、買わへんわってなったんです。あまりに鹿島で忙しすぎて、そこから数年は余裕はゼロ以下ですからね。もう、怒りの矛先は当時すべて明後日の方向になるわけですよ。2017年シーズンは鹿島は公式戦2位で終わりますし、2018年はACLとワールドカップはロシア大会なんです。頃合いを見定めて、META FIVEは素直に買おうと思います。Leoさんは、以前は「僕」っておっしゃっていたのに、最近は「私」が増えてるんですよね。たまに混じってますけど。META FIVEのFM番組を見つけて、え?ってなりました。私はメタル系の皆さんのことを「Tシャツの人たち」というあだ名をつけて呼んでいました。まさかメタル系がルーツのひとつとは思ってなかったので、えー?Leoさんは「Tシャツの人たち」が好きやったんやって、すごーくびっくりしました。小山田さんのことについては、何か絶対背景があるはずで、あれは完全に暴力でしかなかったと思っています。あの雑誌は頑張って読んでいたんですが、トーンがダメで挫折したんです。権藤さんの心配もしましたが、権藤さんはきちんとしてはるから大丈夫かもとか、TEIさんはしばらく無理だろうなー、大丈夫かなーとか、完全に自分のことを棚にあげていたります。砂原さんはどうなんでしょうか?そっと傷ついているのかもしれませんよね。砂原さんは気丈にふるまわれる方なので。アルバムの正式リリースが見送られたときは、そろそろ買おうとしたタイミングだったのもあって、さすがにキレました。