時間はかかりましたが。

教授の新作のアルバムは購入して、きちんと聴きました。

とても、幸せな気持ちになるアルバムに仕上がっています。

YMOのみなさんは音楽に対しては、一切妥協がないんです。細野さんは、とてもお優しいのに妥協がないんです。幸宏さんも妥協しないですし、教授が一番妥協なさらないんです。

教授のファンのみなさんはご存じですよね。

教授の厳しさというのを。

音楽を作る時に、自分にも妥協しなければ、音楽を作る時に参加する人にも妥協しないですし。

一般的な、世間に流布している教授の音楽しか触れていないみなさんは、驚くと思うんですよ。

ニューヨークにいらっしゃったときには、スタジオでいつも音楽を作ってらっしゃったはずで。

もちろん、ご自身の音楽、映画音楽、アートのための音楽から、商業音楽まで幅広く手掛けらえています。

教授はクラシック音楽の基礎をもってらっしゃるんです。

それで、YMOですから。

この最新のアルバムについては、教授が培ってきた様々な音楽が、逆にそぎ落とされていて、SNSでも「音楽を浴びるように」とおっしゃってらっしゃったので、更に自由度が増したなかで制作が行われたのかもしれません。

お体は大変だったと思いますが。

そのなかでも、音楽をきっと楽しんでらっしゃるんだろうなという感じが伝わってくるんですよ。

あくまで、教授の音楽の楽しみ方なので、ストイックでもあります。

日々、音楽を作ってらっしゃって、そのなかで、どの日の素材がよかったのかを決めて、日記形式にして、題目もつけることなしに、音楽そのものを、一つの作品として、ひとつひとつ、きめ細かく、丁寧に昇華してらっしゃいます。

アルバム制作なので、妥協はないです。

構成も完璧ですし。

難解ではないです。考えないで聴いた方がいいんです。細部まで作りこまれてはいますが。

音楽として受け止めると、凄く素晴らしいアルバムだという事が理解できますよ。

作品はいつでもオープンで、いつでも、教授に会える機会があるのが、音楽ですから。

アルバムとしての完成度は、本当に高いです。

坂本龍一 | artists | artists/labels/projects | commmons

commonsのサイトでは、教授への質問から、いろんなインタビューまで沢山あるので、時間がある時にどうぞ。

一問一答みたいな形式になっているものもあります。

引用しますね。

私は普段、仕事や人間関係でイラッとくることがあるのですが、そんなとき、教授オススメのストレス解消法があったら教えていただきたいです。(総務 30代)

教授回答:今日ニュースで見たばかりですが、おだやかな人は怒りっぽい人より「心筋梗塞」になる確率が30%も高いそうです。
ぼくは生まれてから56歳になるまで、真に「温和な人・柔和な人」に会ったことはありません。
これが科学的に立証されました。
温和な人はただ我慢しているだけなんですね。
それでストレスがより多くなっている…。
ストレスはためないことです。
方法は自分で探してください。
ちなみにぼくのストレス解消法は食べることにつきます。

教授への質問状

個人的には、教授、それは科学的ではないですよ。ですが、教授がおっしゃるなら、そうなんでしょうねー。教授は納豆が好きなんですよねー。別の回答に、そうあるのを読みましたーってなりますね。

教授はいらっしゃらなくはなったんですが、言葉や音楽などには接することはできるので、教授のファンのみなさん、そこまで、悲壮感を持つ必要はないと思います。

さみしい気持ちは同じですが。

その分、音楽を丁寧に聴きましょう。

最新のアルバムを聴いて、存外幸せな気持ちになった夜の時間に、ゆるっとした時間を設けていたんです。Twitterは主に検索用に使用しているので適当に探していると、こんなYouTubeが殊勝なファンの方によって挙げらえていますというのを偶然見つけたんです。radio sakamotoのとある年のとある回です。当時、教授と幸宏さんが新譜を出していて、教授と幸宏さんでお互いの作品を聴きあって、コメントをする、しかも全曲という回で。2時間近いんですが。もう、幸せ以外の何ものでもなかったんですよ。新譜を聴ける状態まで自分を持っていき、万全の体制で聴いて、そんなラジオを聴くんですから。いい一日の終わり方でした。本当に。探す皆さんは探してみてください。教授のファンのみなさんは、教授が音にうるさいのはご存じですよね。生音を大事にするのはご存じですよね。実は、細野さんもそうなんですよ。そして、最終的には、教授も幸宏さんも、細野さんの新譜はまだなんだろうか、締め切り作らないと、だめなんじゃないんだろうかと、その通りですという回答で締めくくられています。本当に幸せな一日でした。教授との共通点はあるようでないんですが。教授はグレン・グルードが好きなんです。私も、グレン・グルードが好きなんです。外でいろんな状況で疲れ果てると、グレン・グルードのバッハのゴールドベルグ変奏曲を延々に聴くことにしています。そうです。あの、グレン・グルードがノリノリになってピアノを弾いているあのバッハです。

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