暴力についてです。汎化するべきではないので、よくわからない、どうしてそういう現状になっているんだろうという事象を取り上げます。
日本のA代表にします。男子のA代表です。画像は育成世代にしています。
理由は今後だれが日本のA代表に選出されていくかはわからないからです。

ザッケローニさんは日本代表監督になるまで、イタリヤリーグの監督さんだったんです。日本代表ではじめて、代表監督をなさっています。
あの頃を振り返ると、招聘できても他リーグの監督になるだろうなというのは納得できます。
サッカーの本場である欧州で活躍している選手もいましたが、いまほどの層は形成できていません。
ザックさんのサッカーってイタリヤリーグの監督さんにしては、オフェンシブなんです。
わかりやすい、YouTubeを掲載させていただきます。
最近の国別代表のサッカーの潮流にはないシステムがあります。
4-2-1-2-1、現在のサッカー観からシステムをふるとこういうシステムになります。
2枚のCBsに2枚のFullbacksに、2枚のディフェンシブなMFと、実は攻守をこなせなければいけないAMFとDMFの両方をこなす、当時盛んにファンタジスタと呼ばれていた1.5列目のポジションに、概念としてはSHに近いWingersが2枚と、トップに1枚です。
コートジボワール代表のヤヤトゥーレ選手は攻守ができます。11年くらい代表歴があって、101試合出ていて、得点が19得点だったんです。
日本代表の場合は、当時は香川選手が1.5列目という呼ばれ方をしていましたが、それは当時の日本代表のコメンタリーのサッカーの戦術に対する無理解がそういう発言を呼んだのだと思っています。

2023年の国別代表だとここまで選手の立ち位置がばらけるFIFAランク15位までの国別代表はありえないと思います。
Wingersって2014年当時の日本代表だとポジションが自由だったんです。岡崎選手も自由なら、香川選手も自由なんです。
なので、1.5列目の本田選手がしっかりと前線で守備的にポジションをとらないと、前線が崩壊するんですよ。本田選手が守備的立ち位置なので、いざとなると得点を取れるんです。
本田選手の後ろに長谷部選手と山口蛍選手という鉄壁の守備のMFを置くので中盤が安定しています。
Wingersが自由なので、コートジボワール代表は守備に人数を割かないといけませんし、なので1.5列目の本田選手に香川選手はボールを預けますし、それによって、本田選手のゴールが誘発されるんです。
守備ブロックです。

2023年度のサッカー観からすると前時代的になるのでしょうが。Wingersが実質SHとの兼任になっているのが明白です。
なので、本田選手の1.5列目の守備になります。
CFの大迫選手は見切れてます。
約10年前の日本代表ですが、10年で日本のプロリーグのレベルも上がったことが理解できます。
現代に繋がる日本のA代表のレベルを信じられない短期間に底上げしたのが、ハリルさんになります。
アジア最終予選のオーストラリア戦です。
ブラジル大会から、4年で最終予選のレベルがアジアで上がるんです。オーストラリア代表はポステコグルー監督です。

現在の任意の国別代表のレベルの4-3-3のシステムになります。4-3-3のシステムは議論が分かれるところもあると思いますが、ボールを持つサッカーとハリルさんの日本代表のように非保持率が高く堅守速攻のサッカーと両方使えるシステムなんです。違いはなにかというと、走力と可動域です。
ボールをもつ4-3-3の場合は、SBではなくWBになります。AnchorではなくDMFになります。
ハリルさんの戦術が上手く日本代表に機能したという一端には、Jリーグで採用されているのがSBのポジションが多く、WBのポジションの採用は比較的すくないという当時の現状がありました。
また、長谷部選手のこなしたAnchorのポジションは、堅守速攻の4-3-3だとこなせる選手が少ないという実情があります。
SBsとCBsの構成なので、いざとなる時に、比較的深い位置での正確なポジショニングと、前線への正確なボールの供給力が求められるために、実際運動量が豊富な守備的な選手ではないと務まりませんし。堅守速攻の4-3-3の場合はAnchorが戦術ブロックの心臓部分になるので、機動力と判断力の双方が高いレベルで求められます。誰でもこなせるポジションではありません。
本当にそうなんです。カタール大会までの予選を考慮すると、スペイン代表のブスケツ選手かロドリ選手になります。予選はロドリ選手が支えていました。
CFにはボールの収まりどころになる大迫選手、Wingersは走力とセンスのある選手を擁して、CMFの2枚にはボール奪取能力に秀いで、いざとなると攻守への参加が出来る選手が抜擢されます。
ブラジルの惨敗から3年で、ここまでレベルが上がるんです。
しかも、ハリルさんはサボりません。フランス人とは思えない勤勉さを持ち(フランスの皆さんごめんなさい)、実際厳しい監督でもあり、欧州視察で埋もれている日本の選手を発掘しては、代表に抜擢し、J1リーグの底上げに直接的に影響を及ぼした監督になります。
4-3-3は出来ないので、それでも、当時のJリーグでは4-1-2-3や、4-2-3-1が流行ったのが事実です。
サッカーに無知な人々の間では、「ワクワクしないサッカー」や「縦ポンサッカー」という蔑称が用いられましたが。サッカーに詳しくなろうという努力も放棄している浅はかなファン層に受けが悪いのはしょうがありません。
ハリルさんが日本にもちこんだものこそが欧州規格だからです。欧州の基準のサッカーが日本の浅いファン、サポーターに理解できるはずはありません。
欧州のサッカー好きには好評だったはずですから。戦術分析が好きな人にはハリルさんの戦術の素晴らしさって伝わりますし、Jリーガーや元Jリーガーでサッカーに詳しい選手には伝わるんです。
そして、森保さんのA代表がクロアチアに負けた試合ですが、FIFAの公式なんで、FIFAのチャンネルで確認をとるようにしてください。
同点の場面になります。原因はCBsを3枚にしたという判断だったと思います。
英語では、Back Threeと呼ばれる3枚のCBsです。このサイトの説明が一番わかりやすいと思います。
英語のサイトになりますが。

Coaches’ Voice | Home Page (coachesvoice.com)
ここで、”Back Three”で検索をかけると、コンテ監督の記事が出てくると思います。ボール保持率が低いサッカーにおいて効果的とされている説明もあります。
ただし、それはピッチに対して戦術ブロックが正しく敷かれた場合のみです。記事でもそう締めくくられています。

伊東選手にWBで守備をしなさいというのは、伊東選手の特徴を考えたとしても、無理強いに等しいと思います。
本来であれば、ピッチに正しく戦術ブロックを敷けば、富安選手が対応できた可能性はあります。
3枚のCBのメリットとデメリットの精査の後に、森保さんが監督として機能して、戦術ブロックが敷かれているとは思えません。森保さんは広島では3枚をやったことはあります。その時にはストッパーがいましたが、A代表なのでストッパーを置くと、立ち位置の誤差が生じて、負ける可能性の方が高いです。Jリーグの戦術になるので。

このハイライトは特にわかりやすいんですが、クロアチア代表の選手間の距離と、日本代表の選手間の距離は、例えるならば、J1リーグと高校サッカーぐらいの差が実際あります。
最終ラインの3枚がトコトン狭いので、3枚敷く意味が無効化されて、3枚のCBsのわきのスペースを散々狙われるんです。
システムが膠着している状況を監督スタッフで変えることが出来ないのであれば、ボランチを変えることが出来ていれば、変化が生まれるので、勝てた試合だったと今でもそう思っています。
16強には入れたんですが、ピッチに対して正しく布陣を敷けないと次の大会ではGroupリーグ敗退もありえます。
森保さんのA代表が抱える根本的な欠陥というのは挙げるときりがないくらいに、このクロアチア戦にあるんですが。
日本のA代表の監督は変わらないんです。
暴力の原因となっているのは、JFAの会長の田嶋さん、副会長の岡田さん(日本代表で結果を残している監督ですが、日本の底上げには興味がないようです)、そして、技術委の反町さんです。
実質、この3人が密室で日本のA代表の監督を決めています。そして、日本のA代表に召集される選手たちの足を引っ張って5年目です。
欧州に沢山日本人選手が行くようになりましたが。
A代表の結果がその選手たちの後押しになることがゼロになったんです。
北米大会で中心になっていく東京世代は、育成の時から、散々監督に足を引っ張られ、森保さん兼任で東京五輪を開催国枠なのに、メダルを逃し、本当に散々なのです。
東京世代の選手は、個人の能力で移籍を実現させています。その上のリオ世代もそうなんです。
通常、世界中の国別代表では、A代表の試合内容で、欧州でも評価が上がるんです。スカウトの皆さんは本当によく選手をみているからです。
そして、日本サッカー協会は、代表に選出される選手の足を実際に怪我をさせて、引っ張ることはあっても、選手の強いリーグへの移籍の後押しをすることが出来ていません。
日本サッカー協会自体が、欧州で活躍をしようとする選手へ全面的に暴力をふるっている感じの構造になります。
日本人の監督にこだわる理由はわかりません。
日本のプロリーグの歴史は30年で、欧州は100年以上です。
そして、育成世代の監督はまた別としても、A代表に関わる人材に関しては、Jリーグでも育成世代でも結果も何も出していないひとが要職を務めています。岡田さん以外は。
専任理事の宮本さんは、ガンバ大阪を零落させて、当時のクラブを叩き出されてますし。単にA代表のキャプテンを務めたという背景しかないんです。監督としては結果を出していません。
育成世代の反町さんの結果なんて散々でしたよ。
どうして、能力のない人材が集中して、日本サッカー協会の要職について、全員で男子のA代表の足を引っ張っているんでしょうか?
ハリルさんのとき、一生懸命ハリルさんの練習を観ていましたが、あのレベルの構築なんて、All Japanには無理です。ハリルさんはお人柄がまっすぐな方なので、現在の日本のA代表を褒めてくださるんですよ。やっと、一人一人の個の能力は上がってよかったという意味なんだと思います。
ハリルさんにはいろんな代表からオファーは行っていると思います。
能力のある監督だという事は世界の国別代表が理解していることですから。
暴力は構造化しています。構造の中核が実質を伴っていないので、空中楼閣のようになっています。
おそらく、サッカーメディアの忖度がなくなると、崩れ切る脆弱さだとは思います。
ハリルさんの解任があったときに、日本のスポーツメディアの記事で、日本サッカーの闇は深く、ハリルさんは実態を理解できていないといった記事も読みましたが。電通とは縁がきれているので、闇の部分はとっくのとうに無くなっているはずなんですが。電通との関係性はダメですよ。フランスの検察の捜査が本格化すると、電通の本社は日本にあるので、国際的な信用を失墜させます。電通が国際的に崩壊する可能性もあります。電通はグローバル企業ですが。そんな会社と共に泥船に乗るのはダメです。別の闇でもあるんでしょうか?赤字額を不動産の売却で圧縮しているような国別のサッカー協会ですから。そこまで予算がないのかもしれませんが。国別代表の監督の報酬は、国別リーグよりも低く設定されています。名誉職になるので。国別代表のサッカーの監督の方が名声は高くなります。人格も求められますし、人脈も、戦術もすべての場面において、高いレベルを求められるからです。リーグの監督はそこまで求められません。なので投機的な扱いを受けるので、報酬額が上がったりします。A代表の監督とは格が異なります。性質が異なるという事です。All Japanに伝えたところで真意は理解してもらえないと思いますが。大事なことは北中米大会で8強を確実にすることなんです。数年間でサッカーの戦術の潮流は変化します。その変化にAll Japanでは対応できません。大事なことは、田嶋さんの引退と岡田さんの勇退(S級ライセンスは返上済みですよね)と、反町さんの技術委員の退任になります。とにかく、A代表の監督を今のうちにきちんとした監督に託さないと結果は出せませんよ。それから、U-22、U-23の監督は大岩さんですが。鹿島の人間なので、親善試合のポスターにfeatureするのは止めてください。鹿島の場合は監督とコーチは裏方仕事です。華々しい場所では、ささーっと逃げるのが鹿島の監督とコーチ陣になります。止めてくださいっ。鹿島のサポーターからすると恥ずかしいだけなので、止めてくださいっ。恥ずかしいので止めてください。鹿島のサポーターにとっては単なる罰ゲームになります。選手の皆さんをもっと前に押し出してください。頑張っている選手を前面に押し出してください。世代として強いパリ世代として頑張ろうとしている選手たちだけでいいです。大岩さんはなんでポスター案に反対しないんですか?反対してください。鹿島全体が恥ずかしいので、ポスターは作りかえてください。鹿島サポーターへの嫌がらせは止めてください。