パンデミックの状況が続いています。ただ、政府与党もメディアも危機感がないので、医療従事者のみなさんのしんどさを共有できないみたいです。
他の国のCovid 19に対する危機管理の対応をニュースで読んでいても、政府与党は当てにはならないというのが、よくわかります。
イギリスでは、ワクチン接種は始まっています。段階的ではありますが。1月11日の時点で感染者数は30,811,368人です。日本より深刻な状況ではあります。
なのに、日本ではすでに医療崩壊がはじまっている地域もあります。
1月6日のBBCのニュースです。YouTubeで観ると日本語の自動翻訳はありますが、自動翻訳なので限界はあります。間違っている箇所もありますが、英語を介さない日本人でも、どれだけ大変な状況が続いているのかは、理解できると思います。
日本の医療従事者の数は有限です。次々に医療従事者の皆さんが生まれてくるような医療体制なんてどこの国も制度設計できません。
ここまで、感覚がマヒする原因は何なのだろうと、個人的に考えてみました。
1.政府与党が予算の振り分け方を間違えている。
2.政府与党が東京五輪に執着しすぎている。
3.政府与党が医療現場の状況を迅速に把握し対処する制度設計になっておらず、内閣府が実質機能不全に陥っている。
以上くらいしか、思いつきませんでした。
昨年、安倍政権の末期に緊急事態宣言が出されました。その時はみんなで不要不急の外出は避けていたはずです。今回は地域ごとに出されるのですが(経済を麻痺させないためです)、日本の現法制度で一番重い、緊急事態宣言が再び出されたのです。ただ、あまり地域の皆さんの危機管理に対する意識には反映されているとはいいがたい状況が続いています。

内閣官房のCovid 19に対する対策の特別サイトでも、菅さんは出てきません。西村さんは経済再生担当大臣と新型コロナ対策担当大臣の兼任です。
厚生労働大臣は田村さんです。過去にも厚生労働省の担当大臣になった経験をお持ちです。その田村さんは、内閣官房の特別サイトに登場すらしていません。
私個人は田村さんは担当大臣として仕事が出来る方だと思っています。内閣官房は首相の菅さんの補佐をする部門になっていますが、首相のために仕事をする機関ということは、国民のために仕事をする機関であると同義になります。
地方自治体も大変なのです。
一生に一度だけの成人式に関しては、順延するところと、分散して開催する地域に分かれました。

振袖を堂々と着れる機会なんて、もう成人式くらいしかありませんし。各自治体も苦肉の策なのだと思います。出来れば、数日後に、参加者がCovid 19の簡易検査を受けられる状況を作ってやるべきだったと思います。若い皆さんでも感染して発症すると辛い状況になるのには、変わりはありません。
NHKのサイトとYouTubeの公式チャンネルをチェックすると、BBCが去年のパンデミックで打ち出していた状況に、やっと少し近づいたかなーという段階です。
ステージ4というのは、簡単に言えば、医療崩壊手前です。
医療従事者の方に対して迷惑をかけないためには、完全なる「自助」でしか貢献はできません。
風邪をひかないようにする。
買い物はできるだけ時間帯を考えて。まとめ買いにならない程度の買い物をしておく。

いざという時の水と食料の確保は2週間程度。罹患した時のためのすぐに栄養になりやすく、食欲がない時でも食べられる食材の確保。
ゴミ捨てに行くときに、収集の方に感染をさせないためのビニール手袋と体力がなくても消毒しやすい消毒用のスプレーなどの確保。
NHKのサイトのどこを探しても「自宅療養」のための情報は出てきません。
完全なる「自助」の体制しか日本にはありません。各自で感染したときの自宅療養のためも考えた対策を取ったほうがいいのかもしれません。
厚生労働省の方でも、自宅療養の有効的なマニュアルは策定されてはいません。これだと家族内感染は避けられないだろうなというマニュアルはあります。
罹患者のベッドのリネンなどを家族と一緒の洗濯槽で洗濯するのも、実はよくありません。
こればかりは、各自で調べた上での「自助」でどうにかするしかありません。
お互いに、風邪をひかないようにしましょう。ただ、無症状の方から(その方に悪意があるわけではないのですよ。日本政府の検査体制が不十分なだけです)、感染するリスクはゼロではないのです。
感染した場合のことも、頭のどこかに入れながら準備ができるといいのかもしれません。
Covid 19について、日々必要な情報を得ようする機会は増えていますが、これだけNHKも厚生労働省のサイトも内閣官房の新型コロナの特設サイトも役に立たないとなると、さすがに頭を抱えますよ。防災意識と同じだと、個人的には考えるようにしました。