子供の時に、音楽教育に熱心な先生が赴任してきたことがあって。当時の学校には結構な楽器が眠っていたそうです。その先生によると。
これはもったいない、みんなで積極的に楽器を演奏しようという事があったんです。
音楽については、本当に適当なんですがクラシック音楽からポピュラー音楽までの知識をもっています。
先生がこの音楽をやりましょうと提案をするたびに、楽な楽器に逃げました。

先生が楽曲を提案するたびに、サボれる楽器を選ぶのです。
そんな幸せな時間も長くは続きません。ある日、先生が学校のどこかで眠っていたクラシック・ギターをみつけてしまったんです。
男子はダメッ、女子の演奏は許可。えー?なんでーっ、信じられへん。暴力や。何の暴力なん?先生のわがままやんけっ。当時、喧々囂々(けんけんごうごう)でしたよ。
最終的に指名制になり、割り振られてしまったんです。
めんどくさいなぁーと思いながら、コードを押さえて弾くんですが。案の定、Fのコードで躓くんですよ。

課題曲ですか?ビートルズです。先生は何考えてんねやろですよ。
多分、何も考えてないと思います。
このコードからこのコードには移れんねやけど。こっから、F?。Fのコードって無理やんみたいになるんです。
クラスの選抜された女子は、みんなで、子供なのにクラシックギターでビートルズを割り振られるという。
他のみんなからは、ビートルズやけどこんな曲しらないという意見が多数を占めていて。
先生の好みが反映されているので、子供がなんでこんな曲を合奏しないといけないんだろうという選曲になっていました。
上手い子はこなしていくんですが。ど素人の集団なので、どのみちむつかしくはなります。
私は、Fで躓いてました。合奏なんで、一瞬サボり、つまり、コードを一つ飛ばして、きちんと弾いているふりをするという荒業をやっていました。ちょっと詰まる感じで、移ると目立たなかったんです。
あちらこちらで、いろんなクラシックの基礎的なものから、ポピュラー音楽まで、グループごとに演奏をしているんですが。
周期的に廻ってくるギターのグループに関しては、指導が細かいんです。
そもそも、クラシックのギターの為に演奏された曲ではないのですが。
言いたいことは山ほどありましたが。もうね、めんどくさかったですよ。
男子たちにお前らだけずるいよなーとか言われるわけですが、編曲のせいでおそらく余計にむつかしくなっている状況なんてお前らには、伝わらへんわって思っていました。なんで、ビートルズの曲をクラシックギターで指弾きしなあかんのんか、理解不可能な状況なんて、お前らに理解なんて出来へんわって思っていました。そもそもの演奏形態が異なることのむつかしさなんて、伝わらへんわって思ってました。黙って無視していましたよ。