日本の公共放送の瀕死の状態は、続いています。憂慮しています。(再掲)

Covid-19の情報収集源が、NHKではなく、BBCになっている最近の日々を過ごしています。

NHKは日本のBBCのような役割をしています。BBCの場合は、王室認可を与えられている報道機関で、国民から料金を取っています。実は75歳以上になると無料の施策もあったのですが、Covid-19の猛威もあるので徴収対象になりました。日本の場合は衛星放送も含めた1年間の受信料は世帯当たり、口座振替で、24,185円です。BBCは一年で、£157.50です。為替レートの概念を無視してしまうと15,750円という感覚になると思います。ポンドで日々を過ごすとなると、1ポンド=145円ではなく、1ポンドは1ポンドという感覚になるので。

国際報道の充実さをもってして、このお値段は妥当だと思います。

一方、NHKは余剰金を年度末まで使い切らないといけないお役所体質からの脱却に、一歩踏み出しました。ここが正常の機能して余剰金の使い方が腐敗しないと、より公共料金の値下げに繋がるはずです。

そして、報道の内容は悲惨の一途をたどっています。

Covid-19の基礎知識のページがあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/qa/detail/qa_01.html

どう考えても教科書作りに邁進していて、何が一番必要な情報で、何が後で知ってもよい情報なのか、報道の基礎としての取捨選択ができていません。

日本経済新聞社の校閲に頼んだら、おそらくダメ出しの嵐がNHKを襲うのでしょうね。

文面を読む限り、2021年2月15日時点で、mRNAワクチンの性質について、この記事をまとめたNHKの解説員に細かい質問をすると多分応えられないのだろうなという現実が、わかる文面になっています。

このページは不必要ですし。必要なのは、正確な情報です。

世界に向けて、誤魔化そうとしている姿勢に取られかねない部分もあります。

AIに「文脈を解き明かす」能力はありません。そして、日本政府は罹患者の数値をきちんと取ってこなかったので、日本で感染症の専門のひとは日本を軸にした英語論文は一本も書けないはずです。正確な数値が皆無だからです。論文を書いても背景になる数値が不明瞭になります。

大事になるのは、国民にとって、必要な情報をどれだけ手早く知ることができるかという点です。それは報道機関の生命線になります。ただ、Covid-19の情報を探そうとして公共放送の公式サイトにあるのは、コンパクトさではなく、ランダムさだけです。どの情報がトップにくる情報で、どの情報が取捨選択の対象になるのか、基本的な分類すら出来ていません。

日本人は悲しい国に住んでいます。

2回目の英語で言うロックダウンは日本では、ほとんど機能しませんでした。

官邸が主要都市のロックダウンの解除に踏み切るのは、3月にお花見でGo To キャンペーンを復活させて、第4波を引き寄せるためだとしか考えられません。

日本で生きるためには「自助」しかないんだと再認識しました。

ヒトは医療という分野で知恵を絞っています。いままで、いくつものパンデミックがあり、その度にその根源の感染症を殲滅してきました。

Covid-19もヒトが絞る知恵で殲滅できるはずです。

お花見、今年くらいは自粛しましょう。殲滅した後に、また、お花見をしましょう。

最前線でCovid-19の殲滅のために努力している人たちの毎日に心を馳せながら。

お互い、小さな努力を繰り返しましょう。

ちなみに、桜の枝を勝手に折るのは、日本では禁忌行為になっています。コロナ禍なので、そんなことする人は、いないと思います。

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