先駆する音楽。

引き続き、今日も音楽です。

Rhythm and Bluesが作り上げられる手前なんですが。Jazzのヴァリエーションが増えるんですね。

Jazz畑の方なんですが。Rock and rollという言葉をアルバムのタイトルにしてる方がいらっしゃいます。

1956年に、Wingという会社からでて1957年には版権が移ったのか、Mercuryというレコード会社から出ています。Rock and Roll with Buddy Johnsonというアルバムです。YouTube.comでも探せますよ。

Buddy Johnsonさんは1915年に南カロライナ州の Darlingtonにお生まれです。子供の時からピアノを習い、クラシック音楽を学ばれていたそうです。1938年にニューヨークに移られて、1939年には欧州にツアーに出られるそうですが、ナチスドイツに追放に遭うそうです(歴史的に正しいのかどうかは知りませんが、Wikipediaにそう記述があります)。

レーベルは変わっていくんですが。1939年から1961年までかなりコンスタントにシングル盤を出してらっしゃいます。

ジャンルはJump Bluesになります。

JazzとBluesの混在のようになっていて、ベースはJazzバンドなんですが、Bluesの要素が入るという音楽です。

1952年のBaby You’re Always on My MindのカップリングになっているShufflin’ and Rollin’という曲です。

“Shuffle”というのは、ビートのとり方になるそうです。

これが調べたなかで一番わかりやすかったです。

4分の4拍子を、更に分割すると、基礎的な8ビードのパタンを抽出することができます。ですが、その手前で、4分の4拍子を一つに付き、3つに分割してみると、4つの3連音符(”triplets”)を抽出することができるんです。そして、まんなかの拍子を無しにするんです。すると、均等だった3連音符の拍子に余白がでて、最初と最後の拍子はビートを刻むのです。真ん中が落ちるだけで、リズムが生まれます。リズム隊のリズムが生まれるんです。

ドラムだったりベースが頑張る余地がうまれます。

これが、”shuffle”を考える時のベーシックになります。このリズムに表情がつくと、”shuffle”になります。

リズムがしっかりとリズムを刻むと、サックスだったりトランペットのホーンセクションが個性を出せているでしょ?

コメントを読むと当時の構成が出てきます。ありがたいですよね。


Frank Royal, Willis Nelson, Calvin Strickland (trumpet), Julius Watson, Steve Pulliam, Leon Comegys (trombone), Joe O’Laughton (alto saxophone), Harold “Geezil” Minerve (alto saxophone), David Van Dyke, Purvis Henson (tenor saxophone), Teddy Conyers (baritone saxophone), Buddy Johnson (piano), Johnny Jackson (guitar), Leon Spann (bass), Johnny Foster (drums)Rec. Jan 24, 1952


音数はジャズのバンド編成なので、多いのですが。リズムがしっかりと刻まれると、ソロが際立つんです。ソロの自由度が上がります。

ジャズのバンド編成なんですけど、R&Bのバンド形態に近づくんです。

“Roll”というのは、実はクラシック音楽のパーカッションの奏法になります。

一番わかりやすい説明になります。英語ですが。アトランタ・シンフォニーオーケストラからです。

クラシック音楽なので、奏法のレベルがもちろん高いです。”Roll”というのは、リズムを刻むドラムの奏法のひとつでもあります。普通にバンドのドラムでも”Roll”という奏法はあります。クラシック音楽のレヴェルはむつかしいかもしれませんが、基本的には同じです。

タンバリンも打楽器ですし、皮が張ってあります。繊細な楽器ですよね。

ジャズのバンド編成なんですが、リズムがしっかり刻めて、ソロパートの個性も強く押し出されるので、グルーヴが生まれます。よく、”Swing”って呼称されますが。”Shuffle”があるので、リズムが刻めていて、リズムも変化しますよね。だから、”Roll”もあるんですよ。スネアドラムではやっていませんが、シンバル類が頑張っています。

そして、Bluesの古い音楽の形態で、Rhythm and Bluesに影響を及ぼすもうひとつの音楽があります。Boogie-woogieです。1920年代には流行の頂点を迎える音楽なんです。

Albert Ammonsはこのジャンルで有名な方です。1907年にイリノイ州のシカゴにお生まれになって、10歳の頃にはピアノに夢中で、10代でシカゴのクラブで演奏をなさっていたそうです。1920年代の中頃にはタクシー運転手として働き始めるんですが、ご友人と演奏活動をはじめて、クラブで演奏活動を続け、バンドを組んで、1936年にはDecca Recordsで録音をなさっています。

1939年録音のBoogie Woogie Bluesです。

そして、次は、Boogie-woogieのジャンルをバンド形式で演奏するとこうなるという映像をみたいと思います。

Count Basieさんは1904年にニュージャージー州のRed Bankにお生まれになり、Jazzのピアニストとしてとても著名な方です。1982年にはハリウッドのウォークオブフェイムに名前が刻まれているそうです。映像の年代が判らないんですよ。すみません。おそらく、1940年代だとは思うのですが、自信がないです。

Guitarを弾いてらっしゃるのは、Freddie Greenさんです。とても有名なJazzのGuitaristで、リズムギターになります。Jazzでは、Greenさんはリズム隊になります。英語ができるよという方は、Acoustic Guitar MagazineというYouTube.comのチャネルで、45分ぐらいありますが、サンフランシスコ出身のNick RossiさんによるGreenさんの詳細な紹介がありますよ。興味のあるかたはどうぞ。

要するに、ドラムがきちんとあり、ベースとギターがダブルでリズム隊を成立させて、Count Basieさんのピアノが主旋律を担ったり、他の楽器のソロパートを引き出しながら、曲が進んでいきます。

音は豊かなんですが、セクションごとの割り振りがあって整理されていますよね。

そして、やっときました。

R&Bから1枚、選びたいと思いますが。

やっときましたよ。R&Bまで、やってきました。遠かったですよね。

Wynonie Harrisさんは1915年にネブラスカ州のOmahaにお生まれです。お父様が不詳で、ご親族の証言によるとネイティヴアメリカンだった可能性があるそうです。お母様はHarrisさんが5歳のときに再婚をなさってます。1930年までにVelda Shannonさんという方とダンスチームを組んでいて、Omahaのエンターテイメントにおいては著名で、大恐慌時代をも乗り越える人気がおありになったそうです。1942~1944年にミュージシャンのストライキがあったそうで、活躍の場がむつかしくなった時もあったこともあったのですが、バンドに誘われて、シカゴに行かれたり、ニューヨークに行かれたり、ニューヨークではアポロシアターでデビューを果たされたりしたそうです。1944年にレコードを出してらっしゃいます。バンド形式です。1945年にバンドとの関係性が悪化して、バンドから離れます。音源としては録音済みの、Who Threw the Whiskey in the Wellが1945年の7月14日から8週連続で、ビルボードのR&B部門で1位になります。バンドを離れたあとはソロとしてキャリアを重ね、R&B部門の常連になります。

掲載する曲は、Don’t Roll Those Bloodshot Eyes at Meです。1951年の曲です。

いろんな音楽のルーツがあって、いろんな演奏の形態があって、アメリカ合衆国のR&Bって成立しているような気がします。

時間がかかりましたよね。やっと、R&Bです。向かう先は、ロカビリーです。

果たして、辿り着けるんでしょうか?

結構、端折ったジャンルも沢山あります。こんなにJazzを調べることになるとは思ってもみませんでしたよ。

わたしは頑張っていますよ。もちろん、個人の頑張りです。極東の日本人がアメリカ合衆国の音楽の勉強をしているだけです。それだけなんですよ。わからないことがあって、どうしようってなって、調べているだけなんです。アメリカ合衆国にお住いのみなさんは、自国のポピュラー音楽の背景が結構複雑なことをご存じですか?私なんて調べていて驚きの連続です。R&Bの音楽の成立がクラシック音楽からフォーク音楽からジャズからアメリカ合衆国に存在した音楽を総動員した結果だなんて知らなかったです。でも、総動員しただけあって、かっこいいですよね。アメリカ合衆国から世界に広がるんですよ。R&Bというジャンルの音楽は。実は人種なんてあんまり関係ないみたいですよね。だって、音楽だからです。次がね、えーっと、ロカビリーなんですよ。ロカビリーです。むつかしそうです。どうしよう、って思っています。

error: Content is protected !!