当時、学校の先輩方がロシア文学関係なく、この作品は観ないとっ、まだ観てないの?とダメ押しをされたうえで観たロシア映画がアニメーションになって復活したんです。
ゲオルギー・ダネリヤ監督が、自作の『不思議惑星キン・ザ・ザ』に新解釈を加えて、アニメーション化したそうです。しかも、残念ながら遺作になってしまいました。
元になった『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、Bluray化された際に速攻で購入しました。フィルム版を復刻してあるので難しい面も多々あったようです。
ロシア文学やっている皆さんは、隠喩、換喩などの「喩の嵐」でとても深く観ることができるそうです。正直、うらやましいです。
ロシアの『スター・ウォーズ』の文脈で語られることもある作品なのですが。
『スター・ウォーズ』どころの世界観ではありません。ただ、アメリカにしろ、旧ソビエト連邦にしろ、結局、マッチョなことには変わりはありませんが。
ただ、映像美は素晴らしいですよ。
そこから、はじまるの?とか、もう帰れないじゃなーいっとか、やっつけちゃえとか、ノリは『スター・ウォーズ』にも通じるところはあります。
ただ、オフビートすぎますけれどね。もちろん、大聖堂なんてまったく登場しません。

個人的には、『神々のたそがれ』よりも、部分的には深い作品になるのではないだろうかと思っています (普及版が出たので、結局、買いました)。
ウンベルト・エーコが、クエンティン・タランティーノはアレクセイ・ゲルマンと比較するとディズニー映画程度のものでしかないと言及するのがよくわかるのが『神々のたそがれ』です。
ただ、単なる映画好きがみると、3時間ぐらいグロテスクな映像が延々と続くだけなので、こちらはおススメしません。
ただ、同じ長い映画でも『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、和んで観てしまうそんな懐の深さがある作品なのです。
数年おいては、観るようにしています。
アニメーションなら観やすいと思いますし、ヒットしてほしいなぁーと心のどこかでそっと思っています。
随分以前に、なぜか『風の谷のナウシカ』の話になってしまい、映画を数回観たくらいなので、その程度の知識で話をしていたら、原作ではこんなことになっているんですよ、何で知らないんですか?っと延々と説教されたこともあります。マンガとアニメーションのコラボレーションでは、安易に触れると説教される場面があるんだと、その時に知りました。以後、できるだけ、マンガとアニメーションの話題から逃げるようにしています。