長年の謎々。

わたしは内田百閒先生が大好きで、特に『御馳走帖』が大好きで、読み返したりもするんですが。

なんだろうこの食べ物はと悩んでいたものがあります。

「船の御馳走」という随筆に出てくるんですが。

はじめに百閒先生はアイスクリームを食べたり飲んだりして、次にソップを食べたり啜ったりして、ソップのお供に乾果(辞書のとおりに考えるとドライフルーツになります)を頼むのだそうです。

そして、ソップってなんだろう?とずっと地道に悩んでいたんです。

英語だと”soup”ですし、ドイツ語でも”suppe”です。ソップってなんだろう?

結構長い間悩んでいたんですね。アイスクリームを食べたり飲んだり、飲むときにはミルクシェイクなのかもしれない。スープとドライフルーツってどういう取り合わせなんだろう?ソップは果たしてスープのことなんだろうか?何か特別の飲み物だったらどうしよう。飲み物を食べたりするのかな?

そのあとに2皿ぐらい何かを百閒先生は食された後に、おもむろにカレーライスを食べているという話が噂話になったそうだから。

「前菜の次のソップは多くの場合省略する」。食べているコース料理の種類にもよるけれど、どう考えてもスープのような気がするけど、違うんだろうか?

ソップという日本語仕様になった言葉の語源がわからないと悩んだんです。

何年間悩んだのか覚えていないんですが、ふと、webで検索してみようと思いたったんですよ。

古い外国由来の日本語なんて扱いがあるのだろうか?と思ったら、ありました。

しかも、日本気象協会のサイトです。

オランダ語の「soep」が語源と言われる、日本語の「スープ」。
洋食が食べられるようになった明治の初期には、「ソップ」と発音されていたようです。
そういえば、お相撲の世界や古くからの料理屋さんなどで、「ソップ」という言葉が今も使われていますね。

ニッポン洋食ものがたり

へぇーって思ったんですが。実は、”soep”の発音は[sup]だそうで、スゥプみたいな発音になるんです。どこが「ソ」なんだろう?って思うんですが。

どうして、昔の日本人は「ス」を「ソ」って認識してしまったんだろう?って

どうでもいい悩みをまた抱えています。

味噌とミスだったら、違う言葉になるじゃないですか?どうして、スゥプという発音が「ソップ」になって、昔の日本人の間で、あーあれね、と同じイメージを結ぶようになったのでしょうか?

どうして、わたしは日々それは意味があるのだろうか?ということで悩む羽目になるんでしょうか?

百閒先生は船に乗ってるだけなんですが。

たくさんの食べる機会を省略なさるそうです。

腹がへっていると云う状態が好きな私などは却つて不自由を感ずる。わたしの経験だけでも、朝は先づ船室に水菓子と珈琲に小さなトーストを添えて、部屋のボイがおめざに持って来る。それから暫らくして朝食のオルゴールが鳴る。昼餐の後にはお茶の時間がある。甘いお菓子をいくらでも食べる事が出来る。それから晩餐があって、夜寝る前にもう一度お茶に軽いお菓子を添へてくる。(中略)私なんか食べた為に運動しなければならぬくらいなら、食べない方が早手廻しだと云うことを知っているから、この頃は船に乗つても朝はおめざだけで済ます。

『御馳走帖』

船に乗っての旅行だとやることがないので、船のほうで食べ物の提供時刻が細かく割り振られていたり、簡単なスポーツができるようになっていたそうです。

そんなに食べていたらお腹壊しそうですよね。朝のおめざめの軽食がフルーツと珈琲で、トーストが添えてあるんですよね。いまだとトーストとコーヒーで、フルーツが添えてあるのが一般的だと思うんですが。それほどパン食がメインではなかったんでしょうか?それを食べきってから、オルゴールのお知らせで、朝食を食べるって。朝のおめざめの軽食のトーストはなぜ省かれないんでしょうね?おそらく、洋食形式の朝食になるのではないかと思うのですが。ちいさなトーストを食べた後に、朝食のパンはトーストではないパンが供されるということなんでしょうか?

クロワッサンとか?だったら、朝のちいさなトーストに何の意味があるんだろう?って思いますよね。

イングリッシュフルブレックファーストなんて出された日には、朝食の時間が7時でも、午後までお腹空かないですから。

わたしはイングランドのフルの朝食は大好きなんですよ。日本の温泉旅館の朝食も大好きなんです。

一度、富山県の漁港の宿に泊まったことがあって、朝食はその日にとれたお魚で作った豪華なお味噌汁とごはんというのがありました。

あの朝食は本当に絶品でしたね。

普段はまったく朝食は食べません。習慣ですから。

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