古書店ってたまに行ったりしてました。
何を買うかというと、古い岩波文庫だったり、古い岩波文庫だったり。後は専門書や哲学の本をお値段と相談しながらでした。
岩波文庫が古いだけで、無駄にテンションが上がっていました。

こんなに古いのに、150円って安いって。すごい、すごいって思いながら品定め(?)をしていました。
実は、勉強の過程でどうしても旧仮名が読めないと何も進まないという状況になってしまい。実は、旧仮名に苦手意識がさほどないんです。
自慢になっているでしょうか?
ほっといてくださいっ。
それで、ですね。
古本屋さんの軒先には、お手頃ですよという本がワゴンに乗っていたりもしました。
そこでなんだろう、ひっかかるなって思いながら文庫を一冊手に取って、読んでいたんですね。

少し読み始めると、結構読み進んでしまい。古本屋さんの軒先で立ち読みするって、人通りの多さからしても結構目立ちますし。これは買って帰ろうということで、とある一冊の本を買って帰ったんです。
表紙にはお魚の詳細な絵が描いてあって。
なんの魚なのか、幸宏さんのファンだけれど、まったくわからないって思いながら。
よくよく考えると表題が魚の名前なので。
あ、それかって思ったりもしました。

アメリカ合衆国からやってきて、勝手に放された外来種のお魚を油で揚げて食べる描写があるんですが。とても美味しそうなんですよ。
本当に美味しいのかどうかはわからないんですが。
文章を読んでいると、とても美味しいそうなんです。
短編集なので、表題の物語はとても短いのですが。
実は、日本の最後の戦争が終わった一日を描いていて。しかも、とても淡々としていて、静かなんです。
実際の終戦の一日ってこんな感じだったのだろうかって思いながら。
なぜか、大事にとってあります。
結構なバラエティーに富んだ短編集になっていて。正直、興味のまったくない短編もあるんですが。昔の古い日本の映画のようでもあり。大事にとってあります。