贅沢な時間。

秋なのに地味に雨が少なくなかったりもします。

出先から帰宅をして。

雨なんだよーって思いながら。部屋着に着替えて。

うーんって。

雨の外よりも、なんだか部屋の空気がよどんでいる気がして。

お白湯を片手に、窓を開けてぼんやりしていました。

秋の雨の日の外気って、案外好きなんですよ。

雨に降られる外は、不得意なんですけれど。すこし肌寒く、雨には降られるので。

雨の日の楽しみ方については、アマチュアなんです。ずっと。

一旦、部屋で換気をする立場に不意に移ってしまうと、なんて贅沢な外気なんだろうって。

雨との関係性が逆転してしまうんです。

傘をさしている範囲内しか自由がなく、バッグや足元が濡れていやだなという立場から、部屋のなかからお白湯を飲みながら、さっきまで不得意だった雨の外を見やる立場になるので。

晩夏ほどの湿気は案外となく、窓を開けて、雨が降る外をぼんやりとみてるんですが。

なんだか、ずるいひとになってしまった気持ちがしました。

よどんでいたと思った部屋の空気が、秋の外気のなかに流れ出して。

雨に降られる少し冷たい空気が部屋を満たしていくんですが。

なんだか安全地帯から、ずるいことをしているような気持ちになったんです。

部屋の換気をしていただけなんですけれどね。

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