リラックスする時間はありますか?

私の場合、基本的にリラックスする時間は睡眠中です。精神医療の常識を無視して言及すると、ヒトは疲れた場合、眠りにつきます。その機能が私の脳では長い間故障しているのです。

体を疲れさせても、頭脳労働の負荷をかけても、どっちの場合でも、睡眠が自然には採れないのです。

睡眠状態って身体が弛緩する状況とも換言できます。厳密にいえば、脳は24時間休んではいないのですが。睡眠という意識をある意味なくす状況を作ることで、ヒトは健康を保つように出来ています。

ヒトから睡眠を奪うと本当に精神に異常をきたしてしまうんですよ。ラットから睡眠を奪うとすぐ死んでしまうくらいなんです。それくらい、ヒトって複雑な生き物なのですよ。まず冷静な判断ができなくなります。

弛緩と緊張を単純な対義語にしてしまうことには、生物学上も語義上もかなり問題はあります。

適度な緊張はヒトの意識をしっかりさせますし。

ただ、本来ならば不必要な緊張が地味に長く続いてしまうと、ヒトはそれに耐えられなくなります。

Covid 19は人類が初めて経験する状況になります。ペストも同じ状況だったのではという話も一時期流行りましたが、換喩の類なので、現実にそれが役に立つのかというとほぼ役に立ちません。カミュを再読したところで、Covid 19の現実の毎日を何か解決するヒントが記されているわけでは全くありません。

Covid 19の蔓延状況と人類が普段送っている暮らしの間には、かなりの乖離があるのが現実です。なので、だんだんとヒトの理性にも曇りが出るのです。

欧州でEUROをやって感染者数が急激に増加したり、日本で、東京五輪をやって日本に到来するのが遅くなるはずの変異株がたくさんやってきたりするのです。

自分の思考を疑うという知性には、いまのところ出会っていません。

何かに反対することがスティグマになってしまっている知性にしか出会っていません。オブセッションあたりだと何かを生み出したりもしますが。スティグマになると、含まれる意味は一段と深くなります。

本来ならば、スティグマってプラスの動きをすることもあるのですが。

日本の知性だと、硬直してしまうみたいなのです。

ちまたの開業医よりも勉強量が多いのですよ。表には出さないですが。

例えば、とある架空の臨床医を登場させるとしましょう。


Aさんという臨床医の知識は精神医療の臨床医の知識と経営の知識と通常の常識で成り立っています。

また、自分は発達障害なのかもしれないというオブセッションも持っています。

通常の診察では、他の臨床医と同じように患者を分類して、話を聞いたり、この人は聞く耳をもってくれるかもと思うと臨床医としての助言をすることもあります。

ただし、精神医療の流行には敏感なので、流行り物の病弊の兆しが見えると、熱心にその傾向性を患者に読み込んでしまいます。

思わず、発達障害かどうかの臨床のテストを行う心理士チームに連絡を取り、検査をする算段を取りまとめます。

患者がやってきて診断を行った後に、後日心理士チームから発達障害のお墨付きのハンコをもらいます。

次の日から、Aさんの患者を診る目は変化します。この人は単なる障碍者だという意識が芽生えます。実は本来面倒見のいいAさんは、当該の患者に連携を取ったりもしているNPO法人の支援施設のパンフレットを与えたりします。

患者は、突然の絶望感に襲われ、発症していた鬱を悪化させます。

Aさんは各所からお墨付きをもらっているので、その患者を「発達障害」の患者としてしか扱わず、精神療法と薬の投与に失敗してしまいます。

鬱の患者に、誤って発達障害に与える向精神薬を投与していまったのです。

患者の食欲はより一層無くなり、気の滅入る日々はつづき、支援施設の内容を読むにつけ、自分を追い込むようになります。

とある日、耐えられなくなった患者は……


もちろん、架空の作り話ですが。ありえない話ではないのです。精神医療に用いられる薬は脳に間接的には作用しますから。基本の投与を間違えると弊害は出るんです。

なので、臨床医はカルテは開示せずに墓場まで持っていくことが常識になっています。

どんな常識なのかよくわかりませんが。医療過誤が生じた場合でも、他の医療分野でも似たり寄ったりの状況だとは思います。

Covid 19の猛威は止まりません。

こういうときに、商売柄、あおってくるのは精神医療の場合が少なくありません。後々、こういった後遺症がといって体に現れるものをすべて精神医療分野に関連づけて、患者の確保と薬漬けに躍起になります。

大事になるのは常識なんです。

例えば、急激に肺炎のような状況がしばらく続くと、肺が異常をきたしているので、呼吸器系が弱くなるのは通常のことです。呼吸器系にダメージが来ると体は疲れやすくなります。

Covid 19の罹患後の話もいろいろ読みました。

日本の精神医療はその状況を利用しようと虎視眈々としていますが。呼吸器系にダメージが来たものが、精神医療に治せるわけは土台ないのです。

あまり気に病まないようにしてくださいね。

政府与党がまともな情報を国民に与えないので、こちらから調べないといけない状況が続いていますが。

ヒトの身体は急激なダメージからすぐ復活できるような弾性はないのです。

ただ、可塑性というのがヒトには必ず備わっています。

罹患して回復した状況で無理をしないようにしてくださいね。罹患者の情報共有というのが日本ではむつかしいのが現状だそうですが。

私もいつ罹患するかは、わかりません。

他人事ではないと思っています。

大事になるのは、リラックスできる時間を作って気分転換をして笑顔になる時間です。

お互いに、毎日、小さな努力で頑張りましょう。

結構きちんとした病院にかかっているとこういう弊害はさけられますが。市井の民間の精神科のクリニックだと、臨床医の勘違いって平気でありますから。そこまで自分を追い込む必要はありません。肺の機能がダメージを受けると元の状態に戻るまでしばらく時間はかかります。他の肺の病気でもそうなります。何ヶ月も続いて日々の生活に支障があるようであれば、呼吸器内科や循環器内科を受診しましょう。そう思う背景は、地方では循環器科や循環器内科のクリニックが発熱外来に指定されることが少なくないからです。多分、情報の蓄積はそちらの方にあるはずです。

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