ビートルズについて高尚なことは何にも言えません。
ビートルズの音楽は好きなんですけれど。
子供のころから聴いています。ラジオから流れてくることもありましたし。学ばなければいけない音楽として選曲がなされることもありました。
子供なんで英語がわからないんですよ。
でも、ビートルズだから学ばなければって反射的に思ってしまい、でも、子供だと歌詞がわからないんですね。
わかる箇所だけ頑張ろうとするんですよ。
ビートルズの曲に”Julia”というジョン・レノンさんがひとりで歌っている楽曲があるんです。
”Julia”というのは人の名前だというくらいは理解できたんですね。
発音はまねることができるので、ジョン・レノンさんが”Julia”と歌うたびに、そこだけ真面目に一緒に歌っていました。
スピーカーに向かって。
いま考えると、まじめな表情でにらみつけられる当時のスピーカーも気の毒なんだろうなって思いますが。

曲が終わると、よしっ、頑張ったぞという気持ちを子供ながらにもっていたらしく。別の機会にまたラジオで楽曲がかかると同じ努力を繰り返していたみたいなんです。
子供の努力ってミニサイズなんだなって振り返ってもそう思います。
いい加減な大人になって、ラジオから不意に”Julia”が流れてくると、英語の歌詞がわかるのにも関わらず、カラオケの習慣すら持たないので。
ぼんやりと聴いているときに限って、ジョン・レノンさんと一緒に”Julia”の部分だけ一緒にうたっています。
途中で、はっと気づいて。
ものすごく恥ずかしくなったりもします。
わたしとビートルズの”Julia”という楽曲の付き合いは何故か古いんです。そういうときもありますよ。