ニュースの正しさって、むつかしいですね。

昨年、新大陸を発見したのはコロンブスじゃないもんねーという新事実が発見されたそうです。

カナダのニューファンドランド島にあるランス・オ・メドー集落遺跡という遺跡を調査していたオランダのフローニンゲン大学が、そこに住んでいたのが北欧のバイキングであることを発見していたそうです。「大西洋を横断した最初の人類である北欧の人々には、多くの称賛が寄せられるべきだ」とフローニンゲン大学の先生は言及したそうですが。ネイチャー誌に掲載されたからです。

これがBBCのニュースになると、ちょっと様変わりします。

一つの事象にはいろんな研究分野が関わります。スコットランドの専門の考古学者の方によると、1021年に短期間の居住があったということは確かなのでしょう。木材はその地域のものなのでしょうし。その地域の木材で建築行為や船の修理などに使われたのかもしれません。考古学者としては、この件をもってして、新大陸を発見してその地を占有したというのは、少し大袈裟かもしれませんね(少しだけ意訳しています)。専門家によって視点は変わるのです。よくよく考えるといわゆるバイキングとは8~10世紀にスカンジナビアにいた海賊民になるので、当時の気候も気になりますよね。

大西洋を横断したのは、もしかするとバイキングが初めてになるのかもしれません。ただし、コロンブスの旅はものすごーく遠大な旅であって、バイキングが近場の大陸まで出かけて行ったという旅の行程とはだいぶ違います。

また、海洋を横断した最初の人類という発言には間違いがあるんです。

それよりもだいぶ前に、サル目ヒト科はアルゼンチンの最南端に移動しているはずなんですよ。

アルゼンチン南部のパタゴニアには有名な古代遺跡があるんです。

「クエバ・デ・ラスマノス」という洞窟になります。もちろん、紀元前の遺跡になります。太平洋を徒歩で横断したサル目ヒト科の人たち子孫が残したものになるのだと思います。

フローニンゲンと聞くとサッカーしか思いつかなかったんですが。大学があるんですね。基礎的な勉強を頑張ってほしいなぁーと思っていますよ。

ネイチャーが採用したので研究の主任の先生は舞い上がってしまったのかもしれませんね。多分、後で学生に「先生、人類は言い過ぎではないですか?人類ですよ。サル目ヒト科ですよ。もちろん、北欧の古代のバイキングもサル目ヒト科ですけど」と指摘を受けたのかもしれませんね。このニュースが流れた後に各国のニュースが取り上げる際にはそれぞれの国で、えーっとですねーと、その先生を傷つけないようなフォローの言動がたくさん見られたのかもしれません。バイキングが移動先でいい樹木があるなぁーと思って伐採して、ちょっとその地に滞在して、船を修復して、再び帰路についた可能性は否定できないんですよ。

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