電通の立件については。

英語で言うと(日本語で的確な言葉がみつかりませんでした)、”healty”なことだと思っています。

日本のサッカー界でちょっと病的だなと思うことに、年齢の1歳区切りの確認の必須と画面表示があります。欧州で、選手紹介のときに、監督紹介のときに、名前の横に年齢が記入必須という事例はあまり見受けられません。欧州だと常識に欠けているとみなされるからです。

例えば、リヴァプールの試合中に、イングランドで監督のクロップ監督の紹介があったとして、横にカッコつきで年齢記載があった場合、クロップ監督はおそらく興味を持つでしょうし、何?ってなると思います。この文化はドイツ圏にもないので、そのうち、The Redsのなかでもあれは何?となり、対戦するチームサポーターからは揶揄の対象にもなると思います。

https://www.liverpoolfc.com/news/

そういう揶揄を前提とした子供的な文化を、大事にしたいという退嬰化した日本文化の悲惨さに乗っかっている企業は日本にはあるんです。

日本独特の文化と一言で片づけられない背景が、電通にあります。

電通は広告代理店なのですが、広告代理店だからこそ、データというものにこだわる性質が会社としてあります。これは日本の株式会社の標準的な姿勢とも言えます。電通自体会社としての歴史は遡ろうとすると結構古いんです。

https://institute.dentsu.com/qos2022/research/

世代という括りは、もちろん古今東西あります。ですが、日本ほど「世代=その世代のカルチャー=その世代の思考パタン=世代自体のパタン化=世代を括りとした問題の提示の仕方=解が見つからない問いに気づかない盲点」にとらわれている国の人たちも少なくないと思います。

そして、この構造のトートロジーに気づく知性を持ち合わず、それを国策として打ち出すときに政府の下請けとして活躍するのが電通でもあります。

https://www.cao.go.jp/cool_japan/platform/platform.html

内閣府管轄ですが、クールジャパン機構には電通も関わりがありますし、かなり主体的な役割も担っています。クールジャパン政策には日本語の名称があるの知っていますか?

「海外需要開拓支援機構」です。アニメやマンガで海外の需要が喚起できるでしょうか?アジア圏ではまだ有効化もしれません。これが、欧州に行くと、日本人って奇妙な人たちだねと思われかねないんです。アメリカでアメコミがハリウッドを席捲までしてしまうとギーグの皆さんもそれなりに救われる部分があったと思います。ですが、日本のアニメ文化は、基本的には欧州の人には、大人になりたくない子供の群れとしか映らないという現実があります。向こうは活字文化ですから。

実際、そうなんです。イングランドで日本のアニメ文化なんて歯牙にもかけられていませんし、日本人ってちょっと変かもねと思われています。これについては本当ですよ。語学に関するYouTubeを探していたりすると普通に出てきます。欧州の成熟にとっては、日本のガキ文化って異文化なんですよ。

例えば、映画はクールジャパン政策の中には取り入れられていないはずです。

クールジャパン政策に関わる皆さんの知性の限界がそこにあるからです。

随分以前の話ですから大丈夫だと思いますが。

NHKで、イングランドやパリに2週間ぐらいだけ、一般の家屋の部屋をレンタルして過ごすという、当時の経済状況を顧みたとしても、ものすごく不経済な番組があったんです。同じ期間なら、旅行すればいいのにって思いますが。

パリに、若い俳優さんと別の業種の大人が一組になって、ただ滞在する風景を番組にしていました。

若い俳優さんはカフェで手持無沙汰そうでした。カメラもありますしね。隣のテーブルにいたパリジェンヌが気を利かしてくれたんです。どこの国からきたの?え?俳優さんなの?そう。好きな映画は何?って。そして、若い俳優さんは今は違う映画を挙げるんでしょうが、その答えではパリジェンヌに小馬鹿にされても仕方がないという映画のタイトルを挙げてしまったんです。そして、気を利かしてくれた女の子に好きな映画は?と質問を返したんです。えーっと、こういう映画が好き、ただね、フランスのとても古い映画だから。日本人にはわからないかも。もちろん、日本には興味があって行ってみたいけど、ほら、とっても遠いでしょ?時間もお金もかなりかかりそうだし、でも、素敵な国だって思ってるわっとパリジェンヌの大人対応の返り討ちにあっていました。

日本の女子に同じ対応ができるかというと、おそらく、むつかしいだろうなと思います。欧州で日本の男子の受けが悪いケースの典型例みたいになっていたんです。外見はそれなりだけど、中身がねという典型例です。

そして、日本では、日本のリーグのサポーターって電通のしりぬぐいをさせられている最中なんですよ。DAZNの所有権をもっているのはアメリカの投資家の方ですし、2番目の株主は電通の子会社なんです。最初はPerform Groupが頑張っていたんですが。電通が漁夫の利を得ようとして、結果、ユーザーの不利益を招いているとしか考えらえなかったりもしますよね。サッカーフリークスのためのDAZNだったはずですが、コロナ禍のなかで日本の野球も取り込みました。電通が介在しなかったら、無理だと思いますし。そして、最終的にディープなサッカーファンしか残らないという。月額3,000円で残っているんですから、ディープなサッカーファンのみですよ。視聴者は。

日本サッカー協会が目指す普及と真逆をいくんです。そして、それは、あくまで建前なんです。本音は、日本サッカー協会は日本のサッカーのみだけ観てほしい、欧州レベルなんて、所属している理事が束になってかかっても理解不能だから。自分たちが理解できるJリーグだけ観てほしいという潜在的な欲動と世界の常識がわからない知識不足の電通のレベルがうまくかみ合わさって、サッカーフリークが煮え湯を飲まされている現実になっています。日本国民や日本に住んでいる方とNHKのレベルと同じ問いになります。

その状況が、今後解消される確率が高くなるんであれば、それでいいんだと思います。

やってる感満載だけの無能な人たちの搾取対象がサッカーフリークってやってられませんしね。

電通が実際にDAZNを抱え込んでやっていることは、ファン層の取り落としですから。ファン層ぐらいだとスタジアムのハードルは代表にならないと下がりませんし。

日本で興行試合やっても、忙しかったら足を運ばないじゃないですか?

でも、デバイスだったら観るでしょ?

プレミアの”targetable”の方が能力がある証拠だと思いますよ。

技術的にも戦術的にも最強なのは、フリークスの皆さんはご存じの通りでしょうが、スペインリーグなんです。プレミアってそこまでの足元の技術の能力は求められません。走力は求められますけれどね。それでも、みんなを魅了するのは、The FA の地道な運営能力とあくまでフェアネスを求めるイングランドリーグの姿勢とプレーと”targetable”になります。

電通は結局、DAZNを賭博対象にしたいのでしょうか?FIFAは禁止してますし。電通のスポーツ部門が法の裁きを受ける立場になるのは、それなりのことがあったからだと思いますし、日本サッカー協会の自浄化につながるならいいと思っています。

電通ってオールドメディアと古い常識での繋がりを断てないんです。そこで日本政府の公金も絡めて収益を得てきた会社だからです。雰囲気づくりで16強の壁は乗り切れませんからね。日本のサポーターもサッカーそれなりに詳しいですし。雰囲気では対処できないんですよ。その現実から逃れたい一心なんでしょうけどね。電通は。

DAZNは日本の既存の放送網が必要なので、DAZNはTBSが補完してますが。TBSの報道番組で酷い取材をみたことがあります。欧州で賃金格差が激しく、別の国に出稼ぎにでなければいけないという折に当事者の人たちを取材した報道だったんですが。取材にでたキャスターの方は、”How old are you ?”って質問をしていたんです。正直、ぞっとしました。日本語に翻訳すると「一家の父親が、海外にまででかけていき、稼がないといけないって、あなた、いったいいくつなの?」という意味と同義に受け取られかねないという語学力しか、そのキャスターになかったんです。その方の仕事場に押しかけてやる質問なんだろうかと思いました。最初の質問がそれです。間に、通訳たてれば済むだけの話なのに。現場感や取材してる自分に酔っていて、取材対象の現実見落としてるだけなんだと思いました。電通が流通の表舞台から消えると、雰囲気づくりや世代感覚という幼い文化がなくなるはずなんで、いいと思いますよ。日本人が均質化する背景なんて無くなってもいいと思っていますし、同調圧力って閉塞感しか生み出しませんから。例えば、DAZNはデバイスは2つまで、利用者の環境デバイスに関しては、コードを振って管理をしていますが、あれは、日本の放送法に抵触しています。実際はそうだと思います。どう解釈しても抵触しかねないんです。電通は気が付いてないだけですが。放送法って罰則も実はあるんですが。どうするつもりなんでしょうね。

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