単極のうつ病持ちなんですが。実は、再発組なので、再発当時は大変でした。
あれは、2度と体験したくないと思っています。
うつ病だけど、負荷が信じられないという時に起こりました。既に脳幹は壊されているのですが。それが重くのしかかっていました。

こちらの処方はMAXです。プラス入眠型のお薬2つ、中長期型のお薬を2つ、何か当時の主治医の方で工夫があったのが約2~3種類あって。
毎日オーバードーズなのに。
睡眠を十分にとったかどうかの記憶が飛んだ3日があったんです。オーバードーズのまま眠れなかったらどうしようと、そこから悪化の一途でした。
きちんと毎日は過ごしていました。
当時、3・11の後だったので。災害が起こった時どうしようと、国からあなたは障害者ですよという認定書にある、国が管理している8桁の数字が暗記できないと困っていました。
いざとなった時に、困ることをはじき出して、きちんとしておこうと余計なことを考えたようです。

災害が起こると身一つになる可能性も考えたので、必要な保険証の番号も暗記しましたし。状況が思わしくない時は、電話をかけてくるようにと、当時の主治医にも云われていたので。
電話をかけて、国の管理している8桁の数字が暗記できません。困っていますと告げると、できるだけ早く受診しなさいと促されました。
当時の主治医曰く、クマが瞬殺で倒れるという注射をしてもらったのですが。病院内のベッドで眠れず(まぁ、むつかしかったのだと思います。過度の緊張状態でしたし。薬剤の過剰投与がまず壁になるので、私は瞬殺で倒れる前に薬の耐性が利きすぎていて、脳という臓器のなかで変化が脳幹やその他の部分で形成済みだったはずです)、入院を勧められました。

思考力だけはかなりあるので、断わりました。その医師が不眠症だからと云って、何故、私がもっと酷い不眠症の状況まで追い込まれ、主治医の秘密を患者として共有したからと云って、私の病状の重さに対して、適切に対処も出来ない目の前の主治医の理路の通らない言動に納得して、入院しなければいけない合理的理由が全く理解できませんでした。他の科でも入院経験なんてないのに。大体、原因の一因になっているのは、主治医になります。話の筋道としてもそうなります。薬物の過剰投与が前提になりますし。投与されている複数の種類の薬は脳幹から大脳辺縁系、大脳皮質、大脳新皮質に直接作用しますから。未曽有の大災害を受けてのストレスに対処ができる下地が壊されています。投薬でトラウマは解決しません。
主治医の不眠症の告白をはねのけたという事実だけで、患者が入院しなければいけない理路は全く見つかりません。

近所のホテルで一夜を明かした後に、朝きちんと起きて身支度を済ませ、再度受診をすると、「だいじょうぶなのかなぁーっ」って怪訝そうに言われたりもしました。私は後で知ったのですが、主治医は夜を徹して家族の説得をしていたらしく、家族は私の意思を優先させたようです。家族ってありがたいなーと思います。その時の主治医よりも理性と思考力に関してはきちんとしている自信が私にはあります。
主治医が変わることになったのですが。そこで、その主治医の辣腕ぶりを示す処方が私にあっていて、急性期を乗り越えたんです。
胃薬用に開発されたお薬を大量に飲むという処置でした。眠剤は一時的に減らされて、胃のお薬として開発されたお薬を毎日大量服用です。
再発なので、症状は重かったです。

失読症のように文字が読めなくなったり、計算能力が落ちたり。当時、家庭環境もタフだったので、そのなかでも出来ることをこなしていったり。立ち上がれない時は無理はしなかったですが。
その間、自分の心の波打ち際に起こる様々な感情や思考の流れの変遷を、きちんと分析していました。五感が自分を裏切った時にも、冷静に受け止めようとしていました。
出来る範囲内で出来ることを務めていました。なので、身近な家族からすると急性期の間も急性期からは回復しているように見られてしまい、小旅行に連れまわされて、疲労が重なることもしばしばでした。家族の気遣いは受け止めていたんですよ。出来る範囲内で。家族の心労を考えるとしょうがないですよ。元気づけようとしてくれていただけですから。
聴覚過敏や視覚に支障がある状況で、遠出をしてエンジョイしているふりは大変でしたが。通常、必要なのは安静になります。

また、勉強しつつも、文字が読めないって最悪でした。
なので努力をするんです。読めなくてもいい、読めていたんだから、読めるようになるはずと逃げる姿勢は取らなかったんです。
再発のきっかけが聴覚過敏だったのですが。

イヤマフはつけませんでした。この状況を克服しなければと考えたからです。聴覚過敏で人は死なないはずだと考え、対処法もとりませんでした。
胃薬大量投与期間がおわり、以前の主治医よりかは処方される薬の量は減ったんですが。鉄壁の不眠症をもっているのです。脳幹は壊されています。先生にイソミタール原末MAXは無理だから、別の処方でと、イソミタールとさして変化がない薬が2錠、中長期の薬が2錠、安定剤が2錠、抗不安薬2錠、抗うつ薬2錠という生活を、数年間、送りました。
うつ病が治らず、抗うつ剤を2種類という時もありました。
毎日が薬漬けです。
毎日、処方箋の過剰投与で身体が鎮静させられる状況でした。
それで「ロボットみたい」といわれるわけです。ありえない多剤処方で、元気になったら、それはそれで病気だと思います。

あそこの病院はダメですよって言ってくださった当時の役所のみなさん、感謝しています。
どれだけ、きちんとした病院にかかったところで、主治医が無能であれば、誤診はされます。
自分たちの投薬が最終的に患者の臓器を壊すって発想がないからです。
お薬は肝臓や腎臓で分解されますが、必要以上の投与があった場合、肝臓は異常値を示します。どちらも心療内科を掲げていましたが、内科の基礎知識はなさそうでした。最初の医者には、肝機能を改善するための食事のパンフレットも貰いましたが。単なる薬害でした。処方箋の薬の量が減り、一定期間過ぎた後の血液検査で、肝臓の数値が正常値に戻ったんです。完全に薬害です。

精神科医に助けてもらったことなんて、再発の急性期に胃薬のために開発された薬の大量服用だけです。
本当に、そこは当時の担当医の手腕に救われました。
ただし、そこだけです。薬漬けの日常からは、転院をして自分の力で抜け出しました。外来で処方される通常の量まで減薬したのは私の努力でしかありません。誤診をされて、誤診をしようがない医療機関へ受診を変更したりもしました。
そして、壊されてしまった脳幹は二度と回復しません。古い脳なので可塑性はないんです。ラットの脳幹を薬剤で壊したうえで、脳幹が元の機能に戻す方法論を確立出来たら、ノーベル医学生理学賞は取れると思いますよ。
安易に、心療クリニックや、精神科を受診しないようにと言及する背景は、持ち合わせています。短絡的に通院するのはおすすめしません。誤診されるだけですよ。日本の精神科医というのは概してレベルが高いとは言えません。私も本能をつかさどる脳の一部が、日本の精神医療のおかげで壊されるとは思っていませんでしたから。私を助けたのは、私が受けた教育の質になります。大学機関があまり機能していないような地域なので、高学歴だというだけで、大人の発達障害の誤診も受けました。アメリカでも欧州でも「大人の発達障害」の概念自体、存在していません。精神科医は主に白衣を着ることで患者に対して優位性を計ろうとしますが。知力で勝っていれば、基本的に役には立ちません。大事になるのは、心が壊れるまで追い込まれそうになった時に、医療機関以外の第三者に相談できる体制を自分で構築しておくことです。いざとなれば、役所も相談窓口を設置しています。薬漬けにされてからでは遅いんですよ。発達障害に関しては、発達障害の専門医(児童精神科医)しか判断できないのが原則です。日本発達障害学会という学会もありますが。発達障害を推進した(?)厚生労働省の省庁あげての過誤から生まれた学会なので、機能不全です。アスペルガー症候群についてはアメリカでも欧州でも病弊として認識されなくなったので、ギフテッドの概念は存在すらしません。発達障害はイングランドでは児童精神科医の治療分野になります。精神疾患で一番重いのは、統合失調症になります。躁状態の重度のもの(幻覚、幻想)とうつ状態の重いものが繰り返される病気です。現実の認識能力が完全に機能低下してしまうそうです。これの軽度のものが双極性障害になります。厚生労働省からの引用になりますが、「幻覚とは実際にはないものをあるように感じる知覚の異常で、中でも自分の悪口やうわさなどが聞こえてくる幻聴は、しばしば見られる症状です。妄想とは明らかに誤った内容を信じてしまい、周りが訂正しようとしても受け入れられない考えのことで、いやがらせをされているといった被害妄想、テレビやネットが自分に関する情報を流していると思い込んだりする関係妄想などがあります」。こういう状況に陥った場合は、受診が必要になります。躁うつ病に関しても、厚生労働省からの引用ですが「双極性障害では、ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返します。躁状態になると、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、大きな買い物やギャンブルなどで散財するといったことがみられます」という病気になります。双極性障害も重い病気なので、専門は精神科になります。こういった状況の時のみに受診をしましょう。うつ病の重い時にも受診が必要です。基本的に眠れない、食欲減退、体重減少、自責といった負の感情にさいなまれます。気分転換ではにっちもさっちもいかない場合には受診が必要です。重症化すると自死を選ぶこともあるそうなので、受診をしましょう。日本の精神医療に必要なのはICD-11への準拠になります。自分たちの利権のために勉強を放棄している場合ではありません。他の科でも薬の投与はありますが、薬を飲まないで健康にいられる体の維持の方が大事になります。薬は症状に効きますが、薬は臓器に直接的な負担をかけるのも事実になります。