心底、羨ましいと思ったとき。

学生の時の、テスト期間。みなさんはどのように過ごしていましたか?

他の大学に通う知人たちと話をしていたときに。

「カコモンガね。」

「わかるわー。大量やねんね、カコモンガ。」

という謎々の話を延々と聞いた後、誰も何も突っ込まないので「カコモンガ」って何?たまに「カコモン」になってるけど、何?と質問をしたことがあります。

その場にいたほぼ全員に驚かれたのも覚えています。

先生が出題する試験の過去問のこと。大体試験期間中直前に廻って来るやんか。ないの?

そんなものは存在したことがないので、静かにショックを受けていました。

他大学では、テスト期間の手前で諸先生方の作成するテストの過去問が、まるで赤本の問題集のように集積されていて、先輩から後輩へと渡されるルートが確約されているそうでした。

母校にそんなものはありません。

こんな話を聞いたんやけど。他の学校ではテスト前に過去の問題集があって、それを参考にしてテストを受けんねんて。なんで、みんなそんなにラッキーなん?

私も聞いた。もうみんなラッキーすぎるやんな。

そんな専攻科目一個もないやん。

専攻科目どころか他の科目でも一個もあらへんわ。

なんでやろ。

先生にバレるからちゃう?

あー、それはあるかもしれへんねー。

誰か先輩が作ろうとしてバレて、単位とれへんくなって。

そんで、もう無理になったんやろーなー。

うちならありそうやなぁー。

そろそろ、図書館もどろか?

うん。もどろ。

もうちょっとお茶してからいくから。先行っといて。

わかったー。

荷物みとくねー。

過去問を元に単位が取得できた皆さん、羨ましいです。

そんな経験を全くしなかったんです。周囲の大概の大学に存在したであろう「カコモン」は母校には一切なく、何の容赦もなくテストは敢行されていました。

当時の私たちにできることは、授業中にある程度きちんとノートを取ること、それ以外の対策方法はゼロです。

学風なんでしょうがありませんよ。

進学すると、当時の制度上、自分の専門と何の関係もない講義をとって単位を取得しないといけないという謎の決まりがあり、5限くらいのドイツの専門の先生の講義をとっていました。その前年度までには、かなり人気の先生で受講数が先生のキャパを超えてしまったらしく、5限に講義の時間を移したそうです。別にドイツ語を学ぶ必要は一切なく、ウィーンの文化を縦に歴史的に掘っていくとみえてくる視点について1年間講義を受けました。途中でドイツ語勉強して、ドイツ行ってきましたという学生もいて、パワフルだなぁーと思っていました。朝の9時から夜の9時まで図書館にいる生活だったので、なんだか生き生きして羨ましかったです。レジュメが配られて講義がはじまるわけですが。この先生はレジュメ以外に講義中に聞き漏らしがないかどうかを最終的にテストする先生だなぁーと直感で判ったので、メモを取りまくってました。過去問がない環境だと、そういう直感が研ぎ澄まされるわけです。トルコとの関係とかウィーンを取り囲む城壁の変遷とか、本当に勉強になりました。いまでもあの講義は受講しておいてよかったなぁーと思っています。ありがとうございました。

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