これでも、初めて行った海外はアメリカ合衆国なんです。
出かける前に、いろんな対策を伝授されたんです。知らない間に危ない場所に入り込んでいるときもあるから、できるだけラフな格好で行った方がいいとか。
情報だけが多すぎたような気もするんですが。

こうした方がいいよという。ホテルで話しかけられても、無視した方がいいとか。それは人間としてどうなんだろうとか。当時でも悩んだよくわからないアドヴァイスを山のようにもらいました。
たしかに、イングランドよりは危険なんだという雰囲気はありました。
アメリカの情報なんて、未だに映画を通してが多いですし。未知の国です。
みんなで出かけたときに、道がよくわからなくなったんですね。危険な場所には行きたくなかったですし。どこが危険な場所なのかも正直よくわかっていませんし。
日本にそんな場所は基本的には無いですし。
歩いていると、警察官のひとがいたんです。あ、お巡りさんだ、お巡りさんに訊いたら一番早いという結論になったんです。

英語なんて誰もろくに話せない状況だったのです。
お巡りさんは正義の味方だから、きっと困っている英語がたどたどしい人たちの対処にもなれているはず、安全な道を教えてもらおう、です。
すみませーんとわらわらと話しかけ。ホテルはここなんです。安全な道がいいんです。どうやって戻ったらいいんですか?とたどたどしく質問をしたんです。
いま考えるとちょっと危険な場所に近かったのかもしれませんが。
警官のお二人は、??となりながら、高圧的な態度だったんです。なんだ、僕らは警察官だぞという、日本人には謎でしかないマッチョな空気を漂わせながら、あまり近づくなという雰囲気を醸し出していました。

だた、当時の私たちは本当に途方にくれていたので、ホテルに帰りたい、道に迷うのは嫌だぁー、歩き疲れたし、もう帰るーという悲痛な心の叫びを抱えていました。それがわかりやすくふたりの警察官に届いてしまったのです。もしかしたら、危険な場所に近いエリアで、近隣の人々に窓辺からいつもの警察官の人たちは、なにしているだろうと怪訝そうな顔をされていたのかもしれません。差し出した地図を眺めながら、ここに君らはいるから、こっちの区域は全部はダメ、それから、こっちから地下鉄通っているから、今の時間帯で帰りなさい、遅くなるとダメと、親切に教えてくれました。
広げた地図を指しながら、わかる?いうてることわかる?って確認までとってくれたのを覚えています。高圧的に感じたのは雰囲気だけで、きちんと助けてくださいと伝えると凄く親切なんです。
はーいとそれぞれ返事をして、「ありがとうございました」とそこだけなぜか日本語になりながら、お互いにこうやんなって確認しあいながら、地下鉄に乗ってホテルまで帰りました。
わたしのなかではアメリカの皆さんは親切なんだというイメージが勝手に定着をしています。
困ってるんですーというと、きちんと説明して助けてくれる感じでしたね。ホテルのエレベーターに一人で乗った時に、先に乗っていた人に、こんにちわって挨拶されたので、思わず笑顔で、こんにちわと返事を返してました。他国で失礼なことって案外出来ませんよ。