ホアキン・フェニックスさん主演のJokerです。
理由はあるんですよ。私はアメコミは全く詳しくないんです。ただ、バットマンシリーズの映画って沢山あるじゃないですか。
好きなのはノーラン監督のシリーズなんです。
そこでバッドマンを演じてらっしゃったのが、ヒース・レジャーさんで。
すごく怖かったんですよ。ヒース・レジャーさんのジョーカーって。

血も涙もないみたいなサイコパスで。様々な監督が作ったシリーズのなかでも一番怖かったんです。メイクはジャック・ニコルソンさんのジョーカーをきちんと踏襲していますし。そして、とても恐ろしいのです。
凄いって思ったんです。このひとは怖いと恐怖を抱かせる演技ってむつかしそうだと個人的に思うからです。やりすぎだと、こちらが冷めますし。観客を戦慄させるってむつかしそうでしょ?ただし、ヒース・レジャーさんのジョーカーは、とてつもなく怖いんです。
それから、私のなかでジョーカーというとヒース・レジャーさんのジョーカーになったんです。
DVDの初版をもっています。作品としてもとても良質で。トリックが幾重にも施されていて精緻な作品になっています。
その後に、亡くなってしまったので。
他の誰かがジョーカーを演じてしまうことで、ヒース・レジャーさんのあのジョーカーの記憶がかすんでしまうのかもしれないって思い、観ないことにしています。
それくらい完璧なサイコパスを演じていらっしゃったからです。あの人は完全なサイコパスだと思わせる演技力なんです。この人は崩壊していると思わされるんです。映像のなかで説得力があるんです。
ノーラン監督のコメンタリーを聴いていると、ヒース・レジャーさんの俳優としての能力は凄いんだという場面がたくさんありますし。
誰かが忘れないで覚えていることも大事なんじゃないのかなって思います。
個人差です。
最後の作品は、テリー・ギリアム監督の『Dr.パルナサスの鏡』です。ギリアム監督は大丈夫なんだろうかと思っていたら、鏡をテーマに据えて、実際にヒース・レジャーさんと交友のあった複数の俳優さんが同じ役を演じるという技法をつかって乗り切ったんです。旅の一座という中世からの演劇の基本の形を踏襲していたので、上手く機能しています。中世からの歴史のある旅の一座が移動するための移動装置がとても有効に機能しています。チューダー朝の研究書でどんな機能をもっていたのかというのも読んだことがありますが。チューダー朝の時のイングランドで、ロンドンで、やっとグローブ座が建設されるんです。それまでは移動しながら、移動先で演目をやるという方式もあったんです。日本の古い演劇も座を各地に持つ手前では、移動するはずです。中世に日本の商工業者や芸を披露する人たちはギルドを作るんです。中世の日本とより時代を経たドイツ語圏って近しいところがあっただろうかとも思うんですが。国があれば制度はできますから。お互いの国の距離が遠いだけの話ですよ。『Dr.パルナサスの鏡』は大好きな作品でもあります。おなじ俳優さんとは思えないくらいに別人なんですよ。ヒース・レジャーさんは。そのヒース・レジャーさんという器をいろんな俳優さんたちが演じていくので、凄く面白いんです。あ、また変わった、あ、また変わった、あ、戻ったとか楽しいんです。サスペンス要素もあります。最後の締めくくり方も、ギリアム監督だなっと思わされる締めくくり方になります。様々な人の実際の協力を経て最後の作品がきちんと映画として成立するという、きっととても優れた俳優さんだったんだと思います。よく考えるとギリアム作品で、酷い目にしかあってないようなジョニー・デップさんは大活躍なんですよ。ギリアム監督は最近新作無いですよねー。なんでなんでしょうねー。さぼってるんでしょうかー。ドン・キホーテの題材が片付いて、5年も何をしているんでしょうね?気になりますよね。次回作。1年間に思いつめて2作品も映画作ったことあるのに。何してるんでしょうね?お元気なんでしょうか?気になりますよね。