子供っぽさが苦手なのかもしれません。実際に子供たちが元気に過ごしているのは、パワーを貰ったりすることもあるんですけど。
子供だけど、中身は大人ということだってあります。視点のとり方によっては。
とても印象に残っている出来事があります。

スーパーで買い物をして、レジに並んだ時に。自動精算とか当時なかったんですよ。少年がひとり、わたしの前にお菓子を手にもって並んでいたんです。
次がその少年の番だったのに、後ろを振り返って、私のかごに入っている野菜などを注視した後に、お先にどうぞとレジの順番を譲ってくれたんです。
え?ってなりましたよ。
お菓子をひとつだったら、清算は速いはずだから、あなたの方が先でいいのに、という余地を与えない紳士ぶりをその少年は発揮していたわけです。
ご両親の日頃の教育方針が優れていたのかもしれませんよね。

提案を素直に受け入れないと、この少年の善意はどこに行くんだという印象だったので、素直に譲ってもらいました。
年齢とか関係ないんですよ。
大人であるって、配慮ができるという心の余裕に繋がる場合があるんです。一部の要素になりますが。
これは、国籍も関係ないんです。
とあるときに、コンビニでワインを購入したんです。必要だったので、購入をしたんですね。
すると、レジの男性が、とっさにビニールの袋ではなく紙袋に入れて、その上、紙袋の口をささっとねじった包装をしてくださったんです。ワインがミニサイズだったからでしょうか?
今考えると、ムスリム圏の方だったのかもしれません。

ワインを購入して、そんな包装のされ方で手渡されたことがなかったので、??ってなりながら、ありがとうございますと返答をして、コンビニを後にしました。
最初は、海外からの方がレジに立たれているから、ご出身の地域の包装の仕方なのかな?と思っていたのですが。
カタール大会でいろいろ調べた後だと。わかるわけです。
女性がワインだなんて、ちいさなワインだけど、ワインだなんて、いいんだろうか?日本って変わった国だと思うけど。よくはないから、バレないように包装をしなければっと気遣ってくださったのかもしれませんし。
それに気づくまで、結構な時間がかかりましたが。
相手に対する配慮という心遣いをもつのは、性別も年齢も関係ないんです。国籍すら関係ないんだなって思いました。

エールでも、ビールでも、ワインですら、お肉を柔らかく煮込むのに活躍するので、購入するときはあるんですよ。日本では、調理用の日本酒があるくらいなんですよっと思ったりもしましたが。お肉をちょっと漬けておくと、焼くにしろ煮込むにしろ、仕上がりに差が出るんですよっと思ったりもしましたが。
むつかしいよなっとも思いました。
気遣い自体は、気遣いなので、感謝をしていますが。ムスリム圏のお酒に対する忌避感って凄いんだなって思っていますが、気遣いなのには間違いはないんですよ。
音楽でもそうでした。
私が子供の時には、音楽家の皆さんの「大人だ」という確固たる意識があったんですよ。
音楽をつくる側と、音楽を聴く側の間に深い海溝が横たわっていたんです。

音楽の作り手と音楽を聴き手が地続きというのはあり得ません。ジャンルはどのジャンルでも構わないんですが、ポピュラー音楽からクラシック音楽まで。
幸宏さんのライヴに行くときは、幸宏さんの音楽の世界観を堪能するために行くんです。
幸宏さんは細部まで気持ちを砕いて、その空間を提供してくださるんです。
なので、ガキっぽさというのは、案外苦手なのかもしれません。
これに関しては、年齢、性別は関係ないです。
そういう大人に囲まれて、大人になったからです。
大人の看板を掲げているはずなのに、発言内容を精査するとガキっぽさにぶち当たる大人って、どうにかならないかなって思います。
音楽家とか関係なくですよ、もちろん。
本当に関係がないのですよ。