コーヒーの思い出。

アメリカに行ったときには、英語が話せなかったんです。残念なことに。

旅行の日程が終わって、朝に荷物をすべてキャリーケースのなかに入れて、帰るぞーっとなりながら。

朝のコーヒーを買いにホテルの階下の隣にあったカフェに行ったんです。

お客さんで既ににぎわっていて。

ただし、最終日まで行ったことが無かったんですね。

そのカフェに。

ホテルにいた間には結局出かけてしまうので、案外、行く機会がなかったんです。

コーヒーを買いにお店に入った時に、目に入ったのはマフィンを美味しそうに食べている人たちです。

マフィンで頭がいっぱいになってしまい。

自分の番が来るまで、マフィンをくださいって言う時にどう言えば、相手にわかりやすく伝わるんだろう?というので頭がいっぱいになってしまったんですよ。

コーヒーが欲しかったのに。

自分の番になってマフィンを手でさして、”this one, one, please.”と人差し指をたてたんです。

たしか、”OK. Then?”って、わかりましたよ。それから?みたいなことを云われて。

あ、目的はコーヒーだったと思い出し。

素早くあたりを見渡すと、”Today’s coffee.”みたいな板書が目に入ったんですね。

”And that’s one, hot one, please.” ともう一度人差し指をたてて、注文を理解してもらいました。

複雑なコーヒーなんて頼むことはできませんし、やり方もわからないですし。サイズはどうしますかというところで戸惑ってましたからね。

隣のホテルに泊まっているので、そこで食べますというのを伝えて。どうやって伝えたのかはもう覚えていませんが。

手で指し示して、これを〇個下さいというのを、多用した旅行だったことは覚えてます。

いまでも。とにかく、語尾に”please”をつけようとしてましたね。後はとにかく笑顔で、”Thank you.”って言っていました。

アメリカを発つ日のホテルの隣のカフェのマフィンはまさに当たりで。

アメリカのマフィンってこんなに美味しいんだと驚いたくらいです。

ドーナツとかファーストフードのイメージはあったんですが。マフィンが美味しいなんて、小説でも読んだことなかったような気がするって、思いながら。

コーヒーでもう少しでやけどしそうになりながら、マフィンと共にいただいて。

アメリカの旅行を終えました。

行くときには、飛行機に搭乗しても日本人はわたしだけみたいな状況で、緊張しまくりましたが。

帰る時には、友達も一緒なので、気楽に帰りました。

何日間かいると、最終的にはひとりでコーヒーを求めて、カフェに行くんだって思いました。アメリカのひととコミュニケーションを取っていて、”you are welcome.”って言われると、アメリカのひとだなって思います。英語圏だと”my pleasure.”とかになります。結局、怖い目には遭いませんでしたし、治安が大丈夫な地域で移動していたので。

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