その日はいろんなことがあって、徹夜だったんです。一日起きていました。
徹夜で、結構散々だったんです。
一日中起きていて、朝を迎えて散々だったんです。

あんなに散々だった経験もあんまりないのですが。
あんまりに散々だったので。
早朝も早朝で、やっとひとりになったというときに、ひとりで家にも帰らずに散歩に出かけました。
気がつくと、目の前の世界は冬の雪で。
足元の雪を蹴散らすようにがつがつと歩いていました。
ただでさえ、疲れ切ってしんどいのに。
とにかく、歩いていました。

なんでこんなにしんどい状況に急に置かれることになったんだろう?
巻き込まれる手前で、どうにかすべきだったのかも。
中途半端な朝にいろんな気持ちを抱えてながら延々と歩いていました。
雪にさんざん降られていて。視界のなかの雪の降りがちょっと大変になる前に、家に帰りつきました。
早朝の冬の朝で。
帰り着くころには、雪を蹴り上げるような歩き方はなくなっていて。
まとまらないはずの気持ちもまとまっていたりしました。

帰宅するとお風呂を沸かしながら、温かい飲み物を飲んで。
お風呂にゆっくりと浸かって。
何時間ぶりなんだろう、徹夜だから当たり前だと思いながら、カーテンを閉め切ったなかで睡眠をとりました。
こんな日は二度と嫌だなって思いながら。
それにしても、酷い夜明けだったなって数年ぶりに思い出したりもしました。
雪が積もってさらに雪が舞っている早朝に、延々散歩を余儀なくされるような日は、それ以降ないのですが。頑張っていたなって思いますよ。