入試の失敗なんてありますよ。
入試の時に、書かれている内容もきちんと理解していましたし、答案もきちんと書ける状態だったんですが。なぜか、スペリングミスの連発で、帰宅時に不合格を確信したりもしました。
後日、自分の先生(複数形です)に、あのスペリングミスはある意味ミラクルでしたという話をしたときに、先生の弁は厳しく。あんなスタッフの質の低い学校に行っても意味がないよとのことでした。
正直どう反応していいのか皆目見当がつきませんでした。
えーっと、えーっと。どうしようって。
わたわたしていました。こころの中で。

それでも先生の弁は実際に正しく。
学生当時でも先生(複数形です)のレベルはハイクオリティだったんです。
すいません。出来の悪い学生で、今更頭はよくなりませんという状況でしたが。
出来が悪いので、学ぶ先の先生がいらっしゃるのに、古英語から逃げましたし。
アメリカ文学なんてハイクオリティもハイクオリティの先生方が揃っていらっしゃるのに。一切、講義を受講しませんでしたし。
自分の勉強がこなせる範囲内で納めていました。

〇〇先生の授業って内容はどうなんですか?って質問すると。メルヴィルです、延々とメルヴィルです。そして、今年もメルヴィルの続きです。講義受けてみませんか?ひとりでも参加者が多いほうがと誘われて、勘弁してください、質問をしたわたしが悪いんです、逃げ出していいですか?ええ、いまこの空間からです、という状況でしたし。
どうせ、わたしなんて粉砕されて終わるのが目に見えるようでしたし。
受講しているみなさんの足を引っ張るんだろうなとも思いました。
アメリカ文学を歴史ごと網羅できる先生なのに。凄すぎて授業に参加する勇気すらないという。
Faulknerを学ぶことのできる先生がまさにいらっしゃるのに、敷居が高すぎて授業に参加できないという。
挫折だらけです。
授業に参加していたら、体をきっと壊していたと思います。確実に。
先輩に単位が欲しいだけなんですが、単位取りやすい先生とかいるんですか?と質問をすると、〇〇先生は絶対単位くれるよという優しい言葉に乗っかって、授業を取ることにして。

2時間経過したのに、授業が終わらへん。おなかすいたよー。訴える手段がないーっという状況になったり。学生わたししかいないのに。先生はなぜ授業をやめてくれないんだろう、授業時間って伸びるものなのかな?はじめに知りたかったぁって。
辛かったり。
挫折の連続なんですよ。
それでも先生には恵まれていて、勉強会には大体先生が来てくださって。
アメリカの大学の学部の教科書を使って勉強をしたこともあります。批評についての教科書でした。
一応、目は通したんですが。分量はすごくあるんですよ。大量にありました。ただ、中身がかなり杜撰なのではないだろうかという印象もあったんです。
情報が詰まっているだけで。それだけのような感じもしました。
教科書は教科書なので、予備知識としてこれだけ用意しておきなさい、後は講義で細部に言及をするから聞き漏らさないようにという教科書なのかもしれませんし。
アメリカの大学はわかりませんし。

ただ、あれだと大量に読むのに、取りこぼしの部分が増えるので、自主学習にはまったく向いていない教科書だというのは理解をしました。
学部の教科書なので、細部は意図的に落としてあるから講義で聞き漏らさないように、聞き漏らすと単位取れないからねという意図を学生に対して前もって教科書を通して伝えているということになるのでしょうか?
親切なのか不親切なのか。それだけ用意周到な教科書作りに邁進しているのがアメリカの大学になるのでしょうか?
むつかしいなって思います。
授業と並行しながら、朝9時から夜9時まで文字通り勉強漬けでした。
効率は全く求められず、精読の能力のみを求められました。

ひとつのセンテンス読んでは、その部分の精読読解です。それを一章分ごとやっていき、最終的にテクスト一冊分仕上げます。その後にテクスト一冊分の精読読解のなかでわたしはどんな発見をしたんだろうと整理をしたものが土台になります。
夏休みまでに一回仕上げないといけなかったんですよ。
きちんと話を聞いていなかったために40、000字の内容にまとめてもっていかないといけないのに、A4に70枚くらい書いて、100枚は無理でした、え、A4で100枚じゃないんですか?って驚いた後に、先生にこんこんと怒られていました。
原稿用紙100枚という発想がなぜなかったんだろうって。
すいませんって謝り倒しましたが。
A4に70枚の内容を40,000字に圧縮して持ってきなさいとは言われなかったんです。
そんなことしたら、体を壊しただろうなって思います。
挫折はたくさんしています。
講義受けて唯一うれしかったのは、学部向けの講義を一年間受けて提出したレポートが褒められたことくらいです。学部向けの講義だったんですが。個人的には頑張ったので、素直にうれしかったです。出来の悪い学生だったんですよ。本当に。