イングランドのリーグの試合を観ながら思ったこと。

この間、久しぶりにマンチェスター対ユナイテッドの試合をのんびりと観ていました。鹿島とA代表や世代別代表が関係ないサッカーの試合は、本当に普通に観ています。

C・ロナウド選手がリーグに帰ってきて。走っていました。凄いなぁーって、普通に思ったんです。心から、そう思いました。

C・ロナウド選手のポジションはFWなんです。ゴールを取る人なので、巷では選手生命が短いポジションのように言われていますが、そういう適当な話題を覆し続けている選手のひとりでもあります。

驚いたんですが、C・ロナウド選手が走力を一段階引き上げて、ぐっと走る瞬間があるんです。これがイングランドなんだぁーと思って、それをやり切ってしまうC・ロナウド選手は凄いなぁーって思ったんです。走るスピードはただでさえ速いのに、さらに速度を上げて走るので、かなり負荷がかかっているんだろうなって思ったんですが。

それをやり切ってしまうC・ロナウド選手の走りを観ていて普通に感動していました。走るということを、ある意味技術としてサッカー選手はそれに磨きをかけるんですが。

プレミアのスピード感のなかで、ただ単に相手をはがすために、より速く走るのではなく、スペース全体を動かすために、ぐっと走るスピードをあげたのです。

これ、誰も簡単に真似できないと思いながら、試合を観ていました。

さすがのC・ロナウド選手も、ちょっと痩せていました。スポーツ選手のなかでサッカー選手ほど、食べ物に気を遣わないといけないスポーツ選手もいないと思いますが。

大変だなぁーって思いました。イングランドの食事事情は知っているからです。

でも、工夫して頑張っているんだろうなぁーって思いました。

今季のマンチェスターユナイテッドって選手層が豪華なんです。

途中から、カバーニ選手も出場したのです。豪華ですよー。

ただ、二人ともプレーする距離感がお互い近くって、それだと点が入らへんっ、もっと距離感を取ってほしい、役割分担してほしいと思いながら観てました。

相変わらず、体が大きかったですよ。カバーニ選手。

マンチェスターユナイテッドのサポーターのひとからすると、豪華でもなんでもいいから勝てって感じなんだろうなぁーと思います。

一回だけ、カバーニ選手が日本に移籍するかもという不可思議なうわさが流れたことがあったんです。来るわけないやんかって突き放してましたが、その通りでした。さすがのカバーニ選手でもむつかしいと思います。もうやってるサッカーの次元が違うので、違う競技みたいになるんです。日本のリーグの場合は、特に狭いエリアでの攻防になるので、あんなに大柄だと前線でどう動くつもりなんだろうと想像すると、想像できなかったりもしますけれどね。川崎フロンターレがリーグの途中なのに、チェルシーの練習試合に付き合って勝ったことがあったんです。試合観ましたけど、面白かったんですよ。一人の選手の攻守のエリアは当然ながら、イングランドのリーグのほうが広いんです。広いスペースを担当しなさいって丸投げされるんです。そこで相手に抜かれると終了という厳しいサッカーなんですが、それに対して、だんだんと川崎フロンターレが慣れていき、戦術ブロックの規模が自然と大きくなっていくんですよ。登里選手の動き出しを、世界的選手が読めないんですよ。で、登里選手がひとりで二人交わしてサイドを走りぬいたりするんです。やってる規模が違うと、概念が違うので、拮抗してしまうんです。最終的には谷口選手が壁になって、全部のシュートをはじいていくんです。当時は選手だった憲剛選手(今更、中村さんなんて呼ぶ気はゼロにしたいと思っています)がすらすようなパス出しをしたところを、レアンドロダミアン選手が頭で決めて勝ったんです。いい試合でした。Jリーグがチェルシーの選手たちの映像を公開していたんですが。川崎フロンターレがすごいなぁーって思うのは、ジルー選手とかに風呂桶をもってもらって、それについてコメントしてくださいって頼んでしまうところなんです。それぞれ世界的な有名選手が風呂桶を持ちながら、こういう風に使うんでしょ?とか、いろんなコメントをしていて、すごーく楽しかったです。鹿島だと勝つか負けるか勝ってやるってところで、すべて終了してしまうので、本当に凄いなぁーって思いました。練習試合の相手に、鹿島の場合は何を持ってもらえばいいのかもわかりません。Jリーグっていろんなチームがあって面白いですよね。鹿島は相手に持ってもらうものがないのです。選手も特段何か特定のアイテムを持つこともないのです。鹿島って地味なのかもしれません。今更、背伸びをしても、しょうがありません。

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