記憶にたよるといいのかもしれません。
私が記憶を持ったくらいの時に、音楽で流れていた声は、そのひとで。多分、きちんと音楽として認知したのがそのひとの声だったんです。
そのひとはFMで番組を持つことが定期的におありになって、そのたびにきちんと聴いて、その時の音楽や、そのひとのセレクトや、そのひとが教えてくださる知識を吸収していきました。
みなさんと同様に、私の一部はそのひとで成り立っています。
辛い気持ちが限界を超えると、涙もでなかったり。思い出したように、涙があふれたりしますよね。

どうしようもなく、辛い時に聴くアルバムもあるんですよ。どうしようもなく、体中がしんどい時に、そのひとのあのアルバムはとても心地がいいんです。
みなさんも、そんなアルバムありますよね。
間違ったことをおっしゃることは全くなくって、とてもお優しいけれど、そのなかに厳しさもあって。
いつかのツアーの時には、事務所からストリーミングが配信されていて、みんなで観てましたよね。
ちょうど、FMの番組をなさってらっしゃって、みんなで聴いてましたよね。
ツアーに関して意見や感想があったら、ここにメールを送るようにと言われて。
送ったひと、いますか?
私も送りました。
酷い雨のライヴがあったんです。とあるところで。なんで『こみあげる涙と君のために』をやらなかったんですか?あの場所、地理がわからないとたどり着きづらいんですよ。なんでやらなかったんですか?仕事帰りに、やっと、だどりついたひとだって、いたかもしれないじゃないですか。きっとずぶ濡れだったと思いますよ。
みなさんは、どんな感想をおくりましたか?
結局、みんなで怒られましたよね。FMの番組で。

私も、多分、おこられるだろうなーって思ったんですが。送りました。
東京だと、きちんとした、フォーマルなライブになりますが。
地方だと、FMで聴くときと同じやさしさで、おなじユーモアで、完璧なライブでした。
本当に、完璧なんです。
「どうも、ありがとう」の声はとてもやさしいんですよね。
さみしいですか?私もそうです。
わたしは、心に穴があいていることに気づいていない幽霊のような気分です。ここにいるのに、足が地についていません。心が痛くって、たまりません。
ちいさな覚悟を毎日抱えてましたよね。
わたしもです。
みんな、あのひとの前だと子供でいられるんですよね。
音楽はそばにありますから。
泣いても、きっと、怒られないですよ。
幸宏さんを知らなかったら、わからなかったことが沢山あったはずなんです。幸宏さんのライヴは幸宏さんがおっしゃる通り、男子の参加率が非常に高く。年齢層はかなり幅広いんです。京都のお寺でYMOのライヴをNHKで観たときに、もう二度とやりませんという感じで、教授と、幸宏さんと、細野さんは別々に仕切られていました。後で、Human Audio Spongeのライブの模様を観た際に、あ、とても素敵だなぁと思ったんです。だって、YMOがよくわからないからです。知識として吸収しようと努力はしましたが。細かい時代背景がおえませんでした。どうせ、幸宏さんにはそういうところがバレるので、怒られるのはわかっています。Human Audio SpongeのDVDをお持ちのかた、羨ましいです。教授のライヴは観ませんでしたし(心が無理でした。教授、本当に申し訳ありません。本当にぎりぎりまで迷って、無理でした。本当にすみません。猛省しています。新しい作品は気持ちが落ち着いたら、購入をしますし、きちんと聴きます。申し訳ありません)、Sketch Showのアルバムも全部買わないようにしています。何の話をしているのかわからない方は、音楽に触れてみてくださいね。完璧なんですよ。幸宏さんの音楽が辛くって聴けないので、Human Audio Spongeを聴いています。幸宏さんのドラムって、体に響いてくるんですよ。ライヴだと凄いんですよね。