現在、法人としての電通は政府から停止命令を受けています。裁判の状況によっては追加措置も検討されているそうです。

たとえば、こういった記事が提灯記事になるんだと思います。提灯記事ってなに?という方は、「提灯をもつ」や「提灯持ち」という日本語の表現を調べてみてください。

さらっと読んでも客観的な記事とはいえません。
電通は2月24日、日本の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2022年 日本の広告費」を発表した。
日本ネット経済新聞
まず、記事に関しては「株式会社日本流通産業新聞社」という会社で記事にされています。「亀岡大郎取材班グループ」というのは非上場のグループ企業の名称です。社主の亀岡太郎さんは2019年に死去されておられます。そして、一見するとマイナビがこの記事を書いたように見えるんですね。サイトの構成上。記事の最後に小さく、当たり前のことが記載されています。
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また、記事自体は虚偽は掲載できないので、きちんと広告が分類されたうえで、記載をされています。あくまで、電通による推定でしかないんです。最初に断り書きがありますよね。
マスコミ4媒体由来のデジタル広告費(インターネット広告媒体費の一部)は1211億円、前年比114.1%と、前年に続く2桁の伸長となった。新聞デジタルは221億円(前年比103.8%)だった。北京2022冬季オリンピック・パラリンピックや第26回参議院議員通常選挙、FIFAワールドカップカタール2022などが広告費の押し上げに寄与した。
日本ネット経済新聞
第26回参議院議員通常選挙だそうです。電通の断り書きをうのみにすると、電通はマスコミ4媒体由来のデジタル広告費に対して、影響力をもっていることを匂わせていますが。その手前で、公職選挙法という法律が日本ではあるので、裁判の状況次第では、日本政府の新規取引が停止される可能性もあるということは失念しているようですね。
こういうのを提灯記事と呼ぶんです。
騙されないようにしましょう。
媒体によっては、露骨で愚かな記事もみつかります。
これも提灯記事になります。
この異常事態に頭を抱えているのが、G7広島サミットを取り仕切る外務省だ。
「2016年のG7伊勢志摩サミットや19年のG20大阪サミットで、会場設営や会場に出入りする関係者の識別証の管理、日本PRスペースの運営といった広報業務などの元請けを担ったのは、電通グループ。発注元の外務省にすれば、サミットの一部業務は電通頼みのスキームが構築されていたのです」(大手代理店関係者)
実際、電通は伊勢志摩サミットで「国際メディアセンター設営及び運営」を受注。大阪サミットでも国際メディア向けの政府広報展示スペースの計画・運営を担当した。
日刊ゲンダイ degital
国会中継を観ているとよく理解できますが、電通のチーム全体の能力と官僚1人の能力だと、完全に日本の各省庁の官僚の能力のほうが高いのが理解できます。
最近の報道で経産省の内部文書というのが出ましたよね。掲載はしませんよ。
日時と端的なメモで構成されています。つまり、記憶力と事実認識の判断能力が必要とされることになります。ポイントを押さえること、日時、そして、情報内容を共有できる手腕です。
省庁が変わろうが、日本の官僚の能力は同じなので、上記のことは提灯記事だと判断ができるんですよ。
例えば、電通出身者の方が、私は電通出身ですと名乗ったうえtwitterをなさっているので、時系列で読んでいると、大丈夫ですか、それは事実誤認ですよ、というtweetを日常的になさっていて、明らかな事実誤認を訂正せずにそのままにしていたりもします。
日本の官僚と比較しても、能力差は歴然としています。
日本政府から少なくとも9ヶ月の新規取引の停止は履行されますし、電通グループとしてはかなりの痛手でしょうね。しょうがありませんよ。事実上の、公金横領のようなことをやっていたら、そうなりますよ。
なぜ、私が電通グループに対して腹を立てているかというと、日本でスポーツのインフラがあったとしても、ユースの大会の全体像も把握できないという事態を生んでいるのが電通になるからです。DAZNのステイクホルダーは電通ですから。AFCのU-20の放映権が高騰するなんてありえませんし。Ameba社はいろんな努力をしてFIFA World Cupのカタール大会の無料放送が出来ているんです。サッカーに関してはカタール大会のフォーマットを用いて、DAZNが独自処理をして、私たちはJリーグの試合を観ます。つまり、複数のカメラとか、スタッズとか本来フォーマットにあるものを、DAZNは故意に情報処理をして、視聴者からその存在を隠しているだけなんです。理由は、日本のサッカーフリークを小馬鹿にしているだけですよ。イングランドの任意のリーグのトップチームの各選手を調べていくと情報公開のレベルの高さが明らかになります。出場数やデュエルの勝率まで掲載されていますよ。電通が日本のサッカーのレベルの足を引っ張っているのは明らかなので、腹を立てているんです。広告代理店なので、搾取できるところからはし尽くす体質になっているんです。日本のサッカーフリークは不利益しかこうむっていませんよ。

 
																								 
																								